据え置き初の『進撃の巨人』が登場
先日、来年2月に発売するゲームの発注会議が終了しました。
コーエーテクモのω-Forceが手掛ける『進撃の巨人』[PS4/PS3/VITA]を筆頭に、
・ナルティメットストーム4[PS4]
・真・女神転生4 FINAL[3DS]
・いけにえと雪のセツナ[PS4/VITA]
・ストリートファイター5[PS4]
・艦これ改[VITA]
と、けっこうタイトルが揃っている感じです。では、それぞれのタイトルの発注がどんな感じになったのか、順に見ていきましょう!
・進撃の巨人[PS4/PS3/VITA]
発注数:多め
アニメ放映は終了しており、原作も戦闘メインから政治色の強い場面が多くなるなどコンテンツパワー的にはだいぶ落ち着いてきた感じの進撃。ただまだまだ高い人気があります。
今回は据え置き初、しかも無双シリーズを手がけているω-forceが開発担当です。公開されているPVでも立体機動の再現度合いは素晴らしいです。あれを体験できるだけでも買いかなと個人的には考えてます。
というわけで2月タイトルでは一番発注数が多くなってます。お店でもアピールしやすいタイトルなので、店頭で見かける機会も多くなるはず!
・ナルティメットストーム4[PS4/PS3/VITA]
発注数:そこそこ
サイバーコネクトツー製作のナルティシリーズ。
今回はPS4オンリーになり表現力がさらに上昇。キャラも初回特典でボルトやサラダなど、最終回や映画で登場するキャラもいるなど、集大成と言える規模になっています。
ナルティシリーズは良くも悪くも、安定した数字を残しています。しかい今回、PS4オンリーになったことで若干数字が落ちるんじゃないかなと。PS4本体は普及しつつありますが、本シリーズを遊ぶユーザーはまだ持っている確率は高くないと予想します。というわけで、数字的には3より低い数字での発注となりました。
2016年はよりPS4の普及が進み、完全にPS4の時代になるのでそのころだとまた違った数字だったかもしれません。
・真・女神転生4 FINAL[3DS]
発注数:そこそこ多め
アトラスの人気RPGシリーズ最新作。
真・女神転生4はひさしぶりのナンバリングのため、注目度や期待度がとても高かったです。今作は新作ながらベースとなる部分は4と同様のため、目新しさは4よりも落ちます。
ただ、アトラスのゲームは固定ファンがとても多く、ゲーム的にも評価が高いため、かなりいい数字を残しています。3DSでの競合タイトルやコア向けRPGも少ないため、累計では10万超えてくるだろなぁと。そんな感じで、発注数はそこそこ多くなってます。
お店での展開により予約の入りが変わってくるので、きちんとシリーズを遊んでいる店長やスタッフなど「わかっている」人に手がけて欲しいところです。本当に好きな人が展開すると、やっぱり予約の数字って上がるんですよね。
・いけにえと雪のセツナ[PS4/VITA]
発注数:そこそこ
スクエニの新スタジオ『Tokyo RPG Factory』の処女作となる本作。
このスタジオは昔のRPGが持っていた楽しさを現代に蘇らせることを目標に掲げており、公式HPにもその旨がメッセージとしてあります。
さて、本作の発注はというと、かなり専門店向けなタイトルといえるでしょう。タイトルを聞いただけ、見ただけではどんなゲームかパッとわかりません。予約段階で『どんなゲームなのか?』がひと目でわかる展開を行う必要があります。
ただ2月のソニー系ではRPGがありません。そのため、店頭展開さえしっかりできれば予約はけっこう入るはず。お店の実力が問われるタイトルかなと。2機種合計だと数字的にはナルティ4より多いですね。
・ストリートファイターV[PS4]
発注数:多少少なめ
格闘ゲームの元祖で知られる、ストリートファイターシリーズの最新作! 家庭用ではPS4のみ(あとはPC)です。
今回はゲームセンターでの稼働が予定されていません。これまではゲームセンターで稼働開始→家庭用発売、の流れだったので、初動としてはちょっと鈍くなるのかな?なんて思ってます。そのため、初回発注としては抑えめな数値になっています。
ただ、逆に言うとゲームセンターで遊べないため、その分の需要が家庭用に来ることも十分考えられます。カプコンさんいわく年明けになると上昇してくるそうですし、年明けの予約推移に注意ですね。
・艦これ改[VITA]
発注数:多め。ですが…
いつになったら出るのか、ユーザーをヤキモキさせている艦これ改。公開されている画面も少なく、ゲーム画面のPVもまだということで果たして本当に発売するのかとても心配…
で、延期を繰り返したタイトルの場合、予約した人のキャンセル率がかなり高くなります(通常タイトルでも10%~20%ぐらい出る)。そうなると、現在の予約数から純粋に発注数を出すわけにもいかなくなります。
ゲームとしてもかなりコアであり、ほぼ予約分だけの動きになるかなと予想してます。発注数は多めではありますが、当初想定していた数字よりも100本以上少なくしてあります。
発売日の延期は、お店からお客さんへの電話連絡の手間や、お客さん自体が勘違いしてしまうなど良いことはほとんどありません。ゲームの出来が想定以上であることを祈るしかありませんね。
自分たちで売っていくという想いが必要
『進撃の巨人』はかなり売れると思います。ただ、店長ズの間で予想した全国の売上本数にかなり差があったんですよね(一番少ない予想は3機種合計で6万本)
個人的にこのタイトルが売れないようではお店としてやっていく意味がないと考えているため、少ない予想をした店長には喝を入れたいところです。
ゲーム自体、商材としてMAXに厳しいところがあります。ただそれでもパッケージを出してくれるメーカーがあり、それを買い求めてくれるお客さんがいる以上、小売店として戦えるところまで戦いたいですね。
売れるタイトルであれば自分たちでさらに数字を伸ばしていく努力が必要ですし、認知度が低いタイトルでも面白ければしっかり掘り出して提案して売っていく。そうすることでよりたくさんの人がゲームを通じて楽しい体験ができますし、お店での発見の喜びも生まれます。
今回の発注会議を経て感じたのは概ねそういうことでした。お店としては早期予約はものすごく発注の参考になるので、いきつけのお店がある人は、ぜひぜひ早めに予約してあげてくださいね(*´∀`)
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