スマブラとポケモンを避けた結果10月に
もうここしか出す場所ないですもんね。
10月でまずガツーンと盛り上げて、さらに年末商戦の12月にまた再度波を作れるのでメーカーとして時期的にはかなり良いところを選んだと思います。
しかし、小売店として心配なのが入荷数。ドラクエに匹敵する(本数的にはドラクエを超えている)モンハンシリーズ。その最新作となれば間違いなく数百万本売れるでしょう。ただ、こういった大作ソフトは初回入荷数に限りがあり、好きなだけ発注、というわけには行かないんですね。
◆自社のソフトをどれくらい売ったか?で決まってくる初回入荷数
モンハンもドラクエも、大作系のゲームにおいて、初回入荷数は『そのメーカーのソフトをどれくらい過去に売っているか?』が鍵になります。全国対比でそのお店がどれくらい売っているか? その割合(シェア)が目安になってメーカー側に決められることが多いです。
でもこのシェアで見るのがいろいろと問題がありまして…。そもそも前作の入荷自体が潤沢でない場合、本来ならもっと売れたのに、入荷数の関係で数字が作れないことがあります。そしてそれが次回作の入荷数に大きな影響を与え、さらに入荷が少なく…なんて負のスパイラルに陥ることがあります。
任天堂自身のソフトも顕著です。それまでに入ってる予約にすら足らない数が初回入荷数、なんてことはよくあります。任天堂の営業赤字のニュースを見ても「もっと小売店系に入荷すればいいのになぁ」と思います。
もちろん、メーカーとしても大量に出荷して値崩れするのは絶対に避けたいところです。特にカプコンはWiiのモンハン3でやらかしてますから(ムリに100万本出荷にこだわって結果値崩れ)、同じ徹は二度と踏みたくないことでしょう。
▲モンハン3。カプコンにとっては唯一やっちまったモンハンではないでしょうか。
◆大手は余ると一気に値下げしてくる
特に大手量販店、Amazonなどは、少しでも余ると一気に値下げをかけてきます。モンハン3では某量販店が発売から2週間立たずに半額にした、という出来事がありました。数ある商材の中の1つに過ぎないので、さっさと捌きたい、という意図はわかります。
ただ、ウチみたいなゲームメインのお店はそういったことをされると大打撃です。何より、お店として商品の価値や面白さを伝えることをしないで値下げするのは、扱っている商材になんの愛も無い最悪の手段です。あそこがあんなに下げているなら、面白くないのかもなぁ、って思ってスルーするユーザーも出てきかねません。
そういうことをするところを優遇して入荷するより、もう少し小売店にも目を向けたほうが総合的に見てブランド価値にキズがつく危険性も低いんじゃないかなぁ、と考えたり。
◆発売日はお祭りなので、手に入らないユーザーが多数出ないような出荷数がベスト。
まぁモンハン3のときは据え置きということもあり、携帯機ほどの売り上げがありませんでした。しかしモンハン4は400万本を突破しており、今回の4Gも間違いなく1週間で200万本は超えるでしょう。
4は発売からたった2日で171万本を売り上げ、消化率は91.7%(この数字はゲームソフトでは最高レベル。日本全国でほぼ在庫がない状況)でした。さすがにこの消化率は機会損失をしすぎているため、初回150万本出荷でも問題ないはず。
予約したのに発売日に手に入らない、なんてことが起こらないようにしっかりと出荷してほしいですね(・ω・)
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