昭和のゲームセンター。それは魔窟でした。
だいたい2ヶ月おき、忘れたころにやってくる…それがおしょ~の昔話。
※最近、おしょ~ブログを読み始めた人は過去記事を読んでからこの先を読むことをオススメします。どういう頭の悪いダメ人間か、おおよそわかると思います(*´∀`)
・はじめてのファミコン【おしょ~の昔話Vol.3】
・白くて赤いアイツに至る道のりは険しく… 【おしょ~の昔話Vol.2】
・ゲームとの出会いは2歳のころ【おしょ~の昔話Vol.1】
時は昭和。ゲーム少年として覚醒していたおしょ~少年。来る日も来る日もゲームとゲームと、たまに外で木登りとかしていました…。
さて、当時のゲームセンターにはそれはもう珠玉のゲームたちがあふれていました。パックマン、ゼビウス、ポールポジション、戦場の狼、Mr.DO!、パックランドなどなど。
ただ、時は昭和です。今でこそ、ゲーセンはネット対戦や大会、リズムゲームやUFOキャッチャーなど、普通に誰もが入れる作りになっています。
しかし当時はなかなかに怪しさ爆発していた時代でした。
■暗い店内
当時の筐体(きょうたい)は今のようなアップライト形式ではなく、テーブル筐体と言われるものでした。
↑がテーブル筐体です。
これ、実は照明が当たると反射してしまい、かなり見づらくなってしまうんですね。なので店内の照明は基本暗め。そんな中で高校生とかちょっとヤンキーな人とかが黙々とゲームをしているわけですよ。小学生にとってなかなかハードルの高い空間でした。
■店主のおっちゃんが怖い
客もそうなら店主も怖い。
暗がりの奥に、けだるそうに座っているおっちゃん。それがまた怖いんですよ。たぶんヒマで普通にしていただけなんでしょうけど、目つきとかちょっとアレで怖かったんですよ。空間の暗さもあってこれまた小学生にとってハードルが高い存在でした。
ゲーム「シェンムー」に出てくるゲーセン。イメージ的にはこんな感じです。
そんな環境でもあったためか、おしょ~少年の通っていた小学校では『ゲーセン禁止』でした。
■禁止でも遊びたい! その結果…
しかし、ゲーセンでしか遊べないゲームはとても魅力的。なので放課後、ちょくちょくゲームセンターへ通う日々が続きました。お目当ては入口にあったドラゴンバスター。
ナムコの名作。後にファミコンにも移植されました。このゲーセンのドラゴンバスターは、効果音や音楽がすばらしく、難度の高さもあってやりがいがあったんですね。
なのでその日もお金を入れて、さっそくプレイを開始したのですが…
「あー!」
「え?」
いきなり外から大声が。視線を動かすと、そこにはおしょ~少年のクラスメイトが! もちろんゲーセン禁止なことは知っています。2人の間に走る緊張。意を決して口を開こうとした瞬間、
「いけないんだー!
明日先生に言いつけてやるー!」
そのセリフを残し、クラスメイトは脱兎の如く逃走! 残されたおしょ~少年になすすべはなく、プレイ中だったドラゴンバスターを再び始めるも、テンションが上がる訳もなく3面で死亡。
次の日、クラスのホームルームで見事、先生に名指しで注意され、クラス中の視線を一心に集めた結果、半ベソをかくハメに…(;´Д`) 結局ゲーセンに行くことを固く禁じられ、トボトボと家路についたのでした。まぁぶっちゃけ、その後も隠れて行ってたんですけどね
当時、ゲーム自体が市民権を得てはおらず、基本的にダメなもの、として捉えられていたように思います。今は大手のチェーンのゲーセンが多かったりするので店内イメージも明るいものとなりました。
ただ、昔の怪しげで暗いゲームセンター。その雰囲気をときおり懐かしく感じます。退廃的な雰囲気の中に魅力的なゲームが存在するという、相反した空間だったからこそ、当時のおしょ~少年の心をわしづかみにしたのかもしれません。
おしょ~の昔話Vol.5はこれにて終了。また忘れたことにVol.6を載せる予定です。ネタは『初めて●●しされたファミコンソフト』。お楽しみにー!
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