任天堂ハード編に引き続きの第二弾
『売れると赤字』になる中古ゲーム。
昨日の記事で任天堂ハードを取り上げました。
さて今日はソニーハード編!
PAOの場合、中古収益の柱といえるソニーの各機種。赤字タイトルはどんな感じになっているのか、さっそく数えてみましょう!
PS4:4本
トップバッターは発売から2年ちょっとのPS4。
そのため、赤字ソフトはそれほど多くありません。ただ1つ、ごっついのがありまして…
『ファイナルファンタジー零式 HD』
新品、中古ともにかなりの数が残っています。特に新品は厳しい…!
FF15の体験版DLコードもあり、もっと売れると思ったんですが、一度PSPで出ているタイトルであること&価格の高さがネックになったみたいですね。
今後、チラシセールでの特価などで減らしていくしか無いです。適正な在庫数になるにはあと2年近くかかりそうです(;´Д`)
PS3:26本
PS4が出たとはいえ、まだまだ中古ではメイン機種のPS3。タイトル数が多いため、赤字タイトルも26本とかなりの数ありますね。
『バレットストーム』『BRINK』などが赤字になってます。
これらのゲームは知名度が低く、パッケージなどを見てもどういうゲームかわかりづらい傾向にあります。そのため、ただお店に展示してあってもフラッときた人が買う確率は低いです。
PAOでやっているコメントPOPも、作業量的に優先度の高いものからつけていくこともあり、こういったゲームはなかなか売り上げ数を増やしづらいですね。
赤字トップは『XBLAZE コード:エンブリオ』『YAIBA:NINJA GAIDEN Z』の2本。どちらも4ケタ超えの赤字額となってます。ゲフン。
売れる数に対し、発注数が多かったため、どちらも中古落とし(新品のままだと動かないゲームを中古に落として販売する手法。これをやると中古の平均仕入が上がるので、できればやりたくない…)を行いました。その影響がかなり大きいです。
FF零式HDと同じく、適正な発注がされていない場合、こういった中古での赤字ゲームが生まれてしまいます。なので、発注数が少ないタイトルでも気を抜くことはできません。
予知能力があったら、大作ゲームの発注数をピッタリにしてドヤ顔してみたい…。
PS2:35本
35本って!
ゲームが売れまくった時代の機種とはいえ、ずいぶん経つのにこの本数。在庫処分がうまくいってないやつがけっこうあります。
えーと順に見ていくと、あれこれって半分以上が…
- 実況Jリーグ パーフェクトストライカー4
- セ・パ2001
- 実況ワールドサッカー2002
- サッカー監督采配シミュレーション FORMATION FINAL
- ワールドフットボールクライマックス 日本代表パッケージ
- ThisIsFootballサッカー世界戦記2003
- WORLD FANTASISTA
- 日本代表選手になろう
- マジカルスポーツ 2001プロ野球
- REAL SPORTS プロ野球
- 実況Jリーグパーフェクトストライカー3
- フットボールキングダム トライアルエディション
- FIFAトータルフットボール
- Jリーグウイニングイレブンタクティクス
- THEベースボール2002 バトルボールパーク宣言
- オールスターベースボール 2002
- THEベースボール2003 バトルボールパーク宣言
- 実況ワールドサッカー2001
サッカーソフト&野球ソフト
PS2時代、山のように出ていたスポーツゲーム。
1年に1度のペースで発売していたため、新作が出ると過去作がパッタリと動かなくなります。なので、買取金額の設定は非常に気を使うべきだったのですが…。
それでもウイイレシリーズは人気で回転していたため、平均仕入がすごい低いです。なので大丈夫なんですが、他シリーズはちょっとどうにもならないレベルになっちゃいました(;´Д`)
中でも『実況Jリーグ パーフェクトストライカー4』は赤字金額が1661円。ジュース代より安い価格ですが、今売れる理由はないので、ほぼ八方ふさがりです\(^o^)/
ウイイレの感覚で発注とかしたんでしょうかね。
VITA:2本
タイトル数が多いVITA。
けっこうあるかと思いきや、2本という優秀な結果に。
PAOはコアユーザーの方にけっこう使っていただいているので、コア向けゲームが多いVITAソフトがかなり回るんですね。中古が回る=中古の平均仕入価格が下がる、なのでほとんどのゲームで利益が取れるようになってます。
ん?その2本って何かって?
『うた組み575』と『ヴァルハラナイツ3』です。
うた組みはちょっと取り過ぎて中古落としをした結果です。いや、個人的には好きなんですよね。発売日に買ったし…!(レビュー記事)
後者はちょっと買取金額を下げるタイミングが遅かったかなと。シリーズはそこそこ中古で回っていたのですが、本作は目が肥えたVITAユーザーにとってしっかりゲーム内容&評価が把握されていたようで、当初から動きが鈍かったです。
ただ全体としては収益をしっかり稼げる機種なので、今しばらくがんばってもらう形になりますね。
PSP:19本
メイン機種の座をVITAに譲ったPSP。
そのため、赤字タイトルの数が多いとマズイのですが…PSPは19本。多いです(;´Д`)
本数自体はかなり圧縮できているので、大事ではありません。ただ、やはり動き的に落ち着いているので、赤字タイトルは少しでも減らしたいのが本音。
『機動戦士ガンダムAGE コズミックドライブ』
『機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル』
『機動戦士ガンダム 木馬の軌跡』
上記3タイトルは赤字金額が4ケタ超え。ゲフン。
ガンダム系ゲームはアクション系が強い反面、他ジャンルや1作品だけを扱ったものは動きが悪いです。PS2時代に『一年戦争』が大暴落を引き起こしていることもあり、ガンダムと名がついてもゲーム自体の内容をしっかり見極め、買取価格をつける必要がありますね。
ソニー系の赤字タイトル合計数は86本。任天堂系と合わせると103本!
ソニー系はかなり多かったですね。
任天堂系でライト向けのゲームは長く売れるものが多く、中古の平均仕入価格が高止まりすることは少ないです。
逆にコア向けゲームが多いソニー系では一度中古の動きが止まると、そこから盛り返すのはなかなか難しいんですよね。PS2のサッカー系は特にそんな感じでずーっと高いまま今日まで残っちゃってます。
ただ、任天堂編でも書いたように『いくら赤字でも売れるほうがマシ』です。
そろそろ夏のチラシを考える時期。おそらく、昨日と今日で挙げられたタイトルのうち、確実にいくつかは特価品としてぶっ込まれるでしょう。FF零式HDとか
いつの日か、これらの赤字ゲームが赤字で無くなる日がきますように…!
【合わせて読むとより楽しめる!】
最新記事 by おしょ~ (全て見る)
- キャラバンストーリーズ サントラ発売決定&予約開始!【ベイシスケイプ】 - 2018/04/27
- 北斗が如く、初日消化率50%超え!【売上ランキング】 - 2018/03/09
- 発売日でしたが落ち着いた1日に。【売上ランキング】 - 2018/03/02