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【サントラレビュー No.035】『聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝 サウンドコレクションズ』。荒削りながらイトケン節が各所に感じられる良盤

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ロマサガを手がける前の伊藤賢治さんの音楽。

1991年にゲームボーイで発売された『聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝』。聖剣伝説シリーズ第1作目として登場し、音楽はロマサガを手がける前の伊藤賢治氏がメインで担当していました。

そのサウンドトラックがこちら。

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ジャケットイラストは米田仁士さんが担当。古くからゲーム系のイラストや小説の挿絵をを担当してきた方ですね。おしょ~と同じぐらい歳(昭和51年生まれ)の方ならメガドライブの『ファンタシースター』シリーズや、ファルコムの『ソーサリアン』などでご存じかもしれません。

■再発売版を購入

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おしょ~は数ヶ月前に購入したのですが、これは再発売版となります。オーケストラバージョン7曲とオリジナル曲27曲が収録。オーケストラバージョンは当時のサントラの王道であった原曲に忠実なアレンジが施されています。原曲派の人にとっては嬉しいアレンジですね(´∀`)

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帯。サントラの帯は取っておくとあとから見たときに時代が感じられていいですね。

 

■ロマサガ以前でも魅力的なイトケンサウンド

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リアルタイムで聴いたとき、ものすごく衝撃を受けた『最後の決戦』を筆頭に、『果てしなき戦場』『聖剣を求めて』など、マップ、戦闘シーンのメロディがとにかく秀逸。いつか生ライブバー所で聴いてみたいと思わせる曲ばかりです。

ゲームボーイ音源のため、レトロな音が苦手な人にはオススメできませんが、伊藤賢治氏のルーツを強く感じられる魅力的な1枚です(*´∀`)

 

■ライナーノーツも充実

 

最近買ったサガのRe:Birthなどはライナーノーツが簡素でちょっと寂しかったんですが、本サントラはライナーノーツのコメントが充実してます。

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オリジナルサントラ発売時と、再販版サントラ発売時のコメントが両方乗っているのはもちろん…

 

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アレンジバージョンについての解説や

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開発オリジナルスタッフのコメントまで!

こういったライナーノーツは時代と作り手の温度を感じられますよね。ゲームのサントラって、ただオリジナル音源が入っていて音楽を聴ければいいだけじゃありません。その音楽を聴くことで当時遊んだ想い出や、曲やゲームを作った人たちの考え方に触れられるかどうかは買った人の満足度を高めるのに重要な要素。それがしっかり含まれている本サントラのライナーノーツは大変良いですね。

お値段は定価2500円。今でも普通に購入できるので、イトケンさんの若き日のメロディに触れてみてください(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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