ゲームは未プレイですが買いました。
スマホゲーム『消滅都市』サントラ
ゲーム自体はまったくの未プレイ。ノイジークロークの坂本英城さん(@HidekiSakamoto)のツイートで発売されることを知り、試聴をしてみたらおお!?と感じたため、その勢いでポチりました。そして、その直感は正しかったです。
め っ ち ゃ い い で す!
全33曲、すべてがメイン曲といっていい出来栄え
本サントラは全33曲、1枚組のサントラとしては破格の曲数です。78分とCDの収録時間ギリギリまで収録してあるあたり、本気度合いを感じます。
本サントラの楽曲群はトランスやテクノに分類されるかなと。全体的なまとまりを持たせつつ、1曲1曲に強い個性が感じられます。女性ボーカルを効果的に使った『Calling your name』『I miss you baby』や、デジタルロックに重々しく雄大な旋律を加えた『Iris』あたりはとても良いですね。個人的には疾走感あふれる『Wizard』にシビれました。
『Eternity』は寂しさと虚無感、最後に希望を感じさせるようなピアノの音色に聞き惚れてしまいました。52秒とゲームの曲としてはかなり短いものですが、一度忘れない印象的なメロディとなっています。消滅都市を象徴する1曲といえるでしょう。ストリングス、オーケストラと2種類のアレンジVerも収録されているのですが、こちらも良いです!
そして『ニーア レプリカント』で素晴らしい歌声を聴かせてくれたEmi Evansさんが唄う『世界の終わりと最後の言葉』は、ニーア好きには琴線に触れまくる1曲でしょう。
ライナーノーツが素晴らしい
あと、素晴らしいところとしてライナーノーツが挙げられます。ファンアイテムとしての側面があるゲームサントラでは、作曲者など作り手の声が載っているかどうかがかなり重要だと自分は考えています。
その点、本サントラのライナーノーツはナイス!
ノイジークローク所属の作曲担当した方々はもちろん、ゲームデザイナー、シナリオライター、キャラクターデザイナーなど消滅都市に関わったいろいろな人がコメントを寄せています。
スマホゲームはパッケージが存在せず、ダウンロードのみ、つまりデータとしてのやりとりでプレイヤーとつながります。そのため、アナログ的な暖かみや作り手の想いが今ひとつ伝わりづらいと個人的には感じています。
ただ、本サントラは消滅都市というゲームを作り上げた人たちの声がしっかり載っていたため、ゲーム未プレイの自分でさえ作り手の意志や想いを強く感じることができました。プレイしている人ならなおさら、消滅都市というゲームに思い入れが深まるでしょう。
ゲームで使われた音を詰め込んだものがサントラではありますが、作り上げた人たちや関わった人たちの声を聴き手に届けてこそ真のゲームサントラではないかと、このライナーノーツを見て感じました。
▲ライナーノーツの最後には『世界の終わりと最後の言葉』『Eternity』の楽譜が掲載。昔のサントラではよく見かけたのですが、今はかなり珍しいです。弾いてみたい!と思って楽器にチャレンジする人もいるでしょうし、他のサントラでも楽譜掲載はどんどんやってほしいですね(*´∀`)
買いやすい価格設定もGOOD。
普通、ゲームサントラは3000円ぐらいが多い中、本サントラは税込で2500円。個人的に2000円代だとかなり買いやすいです。
全曲がメイン曲と言えるほどクオリティが圧倒的に高いです。おしょ~のように未プレイの人にもオススメできる逸品! 車の中で音量を高くして聴くのもまた格別で、これからかなり聴きこむことになりそうです(*´∀`)
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