クラウドファンディングって何?
最近、よく耳にするクラウドファンディング。
名前は目にしたことがあるけど、実際どういう仕組みになってるのかは知らない、なんて人はけっこう多いはず。
他にもVRやe-sports、モバイルゲームの今やゲームエンジン。各所で目にするワードですが、これらの項目すべてについてある程度のレベルで理解している人は自分を含めなかなかいないでしょう。
そういった人にオススメの1冊がこちらです。
ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード[SB Creative]
本書はそれぞれのネタに詳しい人達を集め、項目別に書いてもらうという形式をとってます。
表紙にも載っている18のキーワード、これだけ多くの内容について、その中身まで突っ込んで書くためには必要な形式でしょう。それだけに、各項目はけっこう中身について詳しく掲載されています。
第1章、ゲームと流通は必読の内容
おしょ~はゲーム小売店で働いているため、各ゲームの仕入れ値がどれくらいなのか、とかは知識として知っています。
しかし、メーカーの取り分やプレス代&ライセンス料がどのくらいの割合なのかは恥ずかしながら知りませんでした。
本書には、ゲーム流通の仕組みとその中身(取り分)が図解付きでしっかりと掲載。価格面もそうですが、ゲームの企画から発売までの流れが図解化されているなど、とても充実した内容に仕上がってます。
これらの情報はゲームに興味があるコアユーザーにとってはたまらない内容です。この第1章を読むためだけに本書を買ってもいい、といえるぐらいの充実度です。
本書では一番最初に載っている項目だけに、キャッチとしてもよく考えられた構成ですね。
VRやe-sportsもどんと来い!
他の項目もすばらしい充実度です。
最近国内外で盛り上がりを見せているe-sports。
これについても成り立ちから記載してあるため、現状のみならず歴史も知ることができます。過去があって今の盛り上がりがある、ということを知っておくだけでも現状に対する見方や、今後の課題や予測にも生かせる知識を得られますね。
VRについてもしっかり過去から記述。バーチャルボーイの名前も出てくるなど、かなりくわしい内容です。OculusRiftの開発のしやすさなど、高い支持をされている理由もわかります。
実際の開発テクニックが載っているわけではありません。しかし、知識として入れておくには十分すぎる量です。本書のVRの項目を読むだけでも、一般の人から2歩3歩進んだ理解ができるでしょう。
広く浅く、ゲームの今を知ることができる
最初に書いてある通り、本書は『広く浅く』がテーマ。ただ、印象としては広くそこそこ深めに掘り下げてある、と感じました。
全部読むとかなり自分の知識が広がります。ゲームにまつわる広範囲な知識を会得することで、その後に接するニュースなどに対しての見え方や考え方が変化するはず。
巻末には用語辞典も掲載。最後まで読んだ上でこれにも目を通しておけば万全です。
家庭用だけでなく、スマホやソーシャルゲームなどを含め、多岐にわたる項目を全400ページで網羅してあります。ゲームの今まで&これからの未来へ、自分の視点を広げる上でも、本書は『今』読んでおくべき1冊。非常に良著です。
あ、ちなみに文字はメチャクチャ多いです。それだけは覚悟して手にとってください(・ω・)b
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