レトロゲームに特化したゲーム本
今回は、双葉社から発売されたゲーム関連本を紹介します。
その名も…
『GAMER’S HIGH! ぼくらのレトロゲーム特集』
ショッキングピンクの表紙が目を引きます。この本は『GAMER’S HIGH!』と呼ばれるゲーム本の第一号なんですね。
今回の特集は『ぼくらのレトロゲーム』。ゲーム関連本、特にファミコン系のやつには目がないおしょ~にとって、この題名は心惹かれるものでした。
高橋名人のインタビュー記事が良い!
本書の目玉企画は、高橋名人のインタビュー記事。
昭和50年前後ぐらいに生まれてファミコンを遊んでいた人なら一度は耳にした名前でしょう。現在でも活躍されている高橋名人が、当時の想い出を詳細に振り返っている全6ページに渡る記事です。
名人になったいきさつや、実は17連射できてた話、『ゲームは1日1時間!』と言っていた理由、そして今のスマホゲームに対しての考えやこれからなど、盛りだくさんの内容となっています。
おしょ~のように高橋名人をリアルタイムで知っている人はもちろん、当時を知らない若い人も名人がどういう人なのか、このインタビューを読めばかなり伝わるはず。
個人的に知らなかった事柄もあるなど、興味深く読むことができました。数枚ですが当時の写真を載せているのも良いですね。
『読ませる』ことを意識した内容が多い
得てしてこういうレトロゲーム本はカタログ的なことになることが多いです。
しかし本書はそれらとは一線を画しており、読ませることを意識した内容になっています。
ファミコンマンガの流れを紐解いた企画や…
メガドライブで発売されたゲームのヒロインの絵と実際のゲーム画面を載せて比較している2ページ企画も。
ゲームコレクターである酒缶さんのインタビューも面白かったです。集めるまでの過程や、実際に集めるための苦労などコレクターならではの目線を知ることができます。所持ソフトのリストを作ってお店で見ていたら業者と間違えられた話は笑いました(*´∀`)
カタログ的な内容もしっかり掲載
年表やセガハードやソフトの特集、ファミコン周辺機器のまとめなども掲載。このあたりは既存のカタログ系と同じような感じでしっかりまとまっています。
ファミコンソフト1252本のカタログは、48ページに渡り掲載。
既存のゲーム本では文字が小さく読みづらくなっていたところですが、本書ではページ数をとっている分かなり読みやすいです。年代別になっているところも評価が高いです。
カタログ的なレトロゲーム本と比べ、読める企画が多く満足
本書はファミコンカタログ本として使えるうえ、インタビュー企画や他の本には見られない独自の企画があるのがとても良かったです。
定価も1200円+税と、けっこうお買い得。ただのファミコンカタログ本じゃ満足できない人にオススメしたい1冊です!
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