脳天をハンマーで殴られたような衝撃
「なんだこりゃ…こんなゲーム、見たことないぞ」
心の底からわき上がるワクワク感がいまだに焼き付いている1本がこれ。
『ワンダと巨像』(2005年 PS2)
これはおしょ~の遊んだゲームでもかなり衝撃的だったタイトルです。
最初は発売前に遊ぶ機会があり、そこで遊び始めたのですが…作中に出てくる世界の空気感が明らかに、それまでのPS2のゲームとは一線を画していました。
明らかに未来を先取りしていた
ゲームの未来を先取っていたというか。わかりやすく言うならPS2.5。PS3のゲームはこうなるんじゃないか?という可能性を感じる美しさ。
グラフィックの美麗さに加え、巨像との闘い。これが本当にすごかったです。主人公ワンダは普通の人間。対する巨像は、ワンダの何倍、何十倍もの大きさです。
▲右下にいるのがワンダ。巨像の大きさに圧倒されます。
とても普通なら闘えないのですが、巨像には弱点があり、そこを手に持っている剣で刺せばダメージを与えられる仕組みです。
ただ、相手は巨像なので飛びついてしがみついて必死に弱点を目指す必要があります。そしてこのとき、巨像がメッチャ動いたりするんです。振り落とそうとして上下に体を激しく動かしたり、タイプによっては空飛んだりも。
▲愛馬、アグロに乗って巨像のスキをうかがうワンダ。このアグロ、呼ぶとちゃんと来るところが可愛いです。
そんな過酷な状況の中で握力の続く限りしがみつき、時には回復させ、弱点にたどりついたらただひたすら刺す。やることは単純ですが、ワンダの身長の何十倍もある巨像にしがみついて必死に登っていく姿と操作するプレイヤーの心が見事なまでにシンクロするんですね。
振り落とされないようにしがみついているときはコントローラのボタンをギューッと強く押し続けちゃいますし弱点を刺すときも、ボタン連打ではなく、
ボタンを1回押すとじょじょにワンダが剣を高く持ち上げる
↓
溜めきったところでもう一度ボタンを押すとグサッと刺す
という風にプレイヤーが主人公のワンダと一体化するように操作が考えられているんです。
▲巨像の弱点に剣を刺した瞬間。この一連の流れにおいて、プレイヤーとのシンクロ度合いはハンパなく高いです。
現実には巨像と闘うなんてことはありえませんが、圧倒的なグラフィックの質感もあり、あたかも自分がその場所で巨像にしがみついて闘っている、そんな手に汗握るワクワクする体験をさせてくれました。
そのときはおしょ~に加え、店長ズが何人かいましたがプレイの予定時間を数時間レベルでぶっちぎり、ひたすらみんなでプレイしていました。ホント、まだまだゲームって進化するんだな、と実感できた作品です。
発売時は新規タイトルとしては異例の大量発注。その期待に応える売り上げも果たしてくれました。結局そのあと追加発注もすることになりました。ホントに長く売れた1本です。
ちなみにこのワンダと巨像はPS3でHDTVリマスターとして発売されています。興味が湧いた人はぜひ手に取ってみてください。(画像は『ICO』『ワンダと巨像』2本セットのリミテッドボックス)
年末に遊ぶゲームとしてもオススメ。見ている人も手に汗握るぐらい楽しめるので(*´∀`)
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