昔、ウチの兄貴と言い争いになりました。
・ファイナルファンタジー1
・ウィザードリィ1
のどっちを買うかで大論争になりました。
おしょ~「ウィザードリィのほうが楽しそうだって!クリティカルヒットとかかっこいいジャン!」
兄「なにいってんだよ。文字ばっかでつまらなそうだよ」
おしょ~「そうかなぁ…」
兄「それよりこっちの『ファイナルファンタジー』を見ろよ!緑とか白とか色がいっぱいでおもしろそうだぞ。こっちにしようぜ」
という感じで押し切られ、2人のこづかいを合わせてFF1を買いました。まぁセーブデータが1つということを知ったのは買って電源を付けたときだったんですが…(´・ω・`)
というわけで、ウィザードリィを初めて遊んだのは中学生になってからでした。
ウィザードリィは3DダンジョンRPGの元祖として有名な作品です。アメリカのアップル2というパソコンで発売されたのが初だったかな?
そこからファミコン版に移植されるにあたりゲームスタジオ(ゼビウスの生みの親の遠藤雅伸氏が取締役)が製作を担当しました。
原作者のロバート・ウッドヘッド氏は「ファミコンなんてパスカル(プログラム言語)動かないじゃん?移植なんて絶対ムリ(・∀・)」と話していました。
それを耳に挟んだゲームスタジオは「んなことねぇよ! パスカルだって結局アセンブラだろ! じゃあやってやんよ!」と半ば意地になって移植にとりかかりウッドヘッド氏に見せたところ
「オーマイガー! なんて出来がいいんだよ!まいったねHAHAHA。音楽もスバラシイ!」
と絶賛を受けたそうです。その後、#2(シナリオ2)、#3(シナリオ3)の移植に関してはウッドヘッド氏も快諾してくれるようになったそうです。
■故・羽田健太郎氏が手がけた、珠玉の音楽たち
で、おしょ~は中学生~高校生のころに狂ったようにウィザードリィを遊んでました。普通にプレイしたのはもちろん、連射コントローラを使って特定のモンスターが出る部屋で自動的に狩りできるようにして学校に行ったり…。
そんな感じで数年間はプレイしてました。そして記憶に刻みつけられたのがオープニングテーマを初めとする羽田健太郎氏が手がけた音楽の数々。
「西武警察」「渡る世間は鬼ばかり」など有名なドラマや、アニメ『超時空要塞マクロス』のOPテーマを手がけたりいるんですよね。
高い実力に裏打ちされた曲の数々はどれも素晴らしく、特にファミコン版ウィザードリィの
#1、#2、#3の曲は今聴いても視聴に耐えうる名曲ぞろいです。各オープニングテーマは
ゲームミュージックの中でも傑作中の傑作に分類されると思ってます。
ドラゴンクエストの曲でおなじみのすぎやまこういち氏も歌謡曲で辣腕をふるう実力の持ち主でした。突き抜けた力がある人は媒体がなんであれ、圧倒的なものに仕上げてしまうんだなと感じます。
今ではウィザードリィのサントラは手に入りづらいですが1、2、3のサントラは特にオススメしたいです。多感な思春期に何年と遊んでも一瞬も聞き飽きないってものすごいことだと思うんです。そして今聴いても鳥肌立っちゃいますし。
そんなワケでおしょ~の実家の棚の中ではこの3枚がゆったりと眠っているのでありました。
▲ウィザードリィ1 狂王の試練場(Wizardry #1 PROVING GROUNDS OF THE MAD OVERLORD)
▲ウィザードリィ2 リルガミンの遺産(Wizardry #2 LEGACY OF LLYLGAMYN)
▲ウィザードリィ3 ダイヤモンドの騎士(Wizardry #3 KNIGHT OF DIAMONDS)
※2と3はアメリカ版だと逆でしたが移植にあたり、わざと順番を逆にしてあります。
このパッケージデザインもかっこ良かったんですよねー(´∀`) ファミコン版の外箱は赤や緑のキラキラした印刷が施してあったりして。音楽、デザイン、ゲーム性、どれをとっても天下一品のゲームですね。
サントラはプレミア化しつつありますが、羽田健太郎氏の手がけた曲はどれも耳に残りつづける出来。レトロなゲームのサントラにまで手を出している人でまだ未入手なら購入を一考するに値する3枚です(*´∀`)
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