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コンシューマゲーム

俺たちは自由だー! 音ゲーの常識を変えた『がるメタる!』[Switch]

投稿日:

譜面から開放されたリズムゲーム

いやー。

衝撃でした。

 

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2/9に発売した『がるメタる!』[Switch]。

ジャンルはドラムリズムアクション。ドラムのゲームといえば古くは1999年の『ドラムマニア』があります。

 

ドラムマニア

おしょ~は発売日にコントローラといっしょに買い、次の日には売りに行ったという苦い思い出があります…。楽器まったくできない人間にとって、操作がめっちゃ難しかったんですよねこれ。39年に及ぶゲーム人生の中でも最速ギブアップ記録という半ばトラウマな感じの記憶です。

 

しかし、『がるメタる!』は違いました。そのトラウマを拭い去るレベルで

 

か ん た ん

 

   &

 

た の し い

 

リズムゲームなのです。

 

『ミスが存在しない』ゲームシステム

リズムゲームって、特定のタイミングでボタンを押し、ピッタリだったらスコアが上昇、間違っていたらMISS!みたいな表示が出たりして『プレイヤーにミスした事を伝える』システムが一般的です。

しかし本作は

『ミスが存在しない』

んです。

 

特定のリズムフレーズはたくさん存在しますが、組み合わせはプレイヤーの自由。こういう風に叩かないとダメ、っていうのがそもそもないんですね。

 

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▲演奏中の画面。譜面自体がありません。だから正解はプレイヤーにもわからないのですが、このなんでもアリ、な感じがたまらなく楽しいです。

 

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Joy-Con操作だと右を振ったらドン! 左ならタン!左右同時ならジャーン!と音がなります。この3種類の音を自由に組み合わせて演奏できます。

 

やることはこれだけ。あとは曲に合わせて心のままに叩くだけ!

 

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どんな変な叩き方をしても、得点が加算されていく仕組み。だからプレイヤーは失敗を恐れず叩くことができます。これ、実際にプレイしてみたときの感動がハンパなかったです。

やっぱ、ゲームとはいえミスをして、それが画面に明示されて知らさせるとプレイヤーの気持ち的にいいものではありません。

しかし本作は譜面をなくしたことで、貴方が自由に叩いていいんだよ、とプレイヤーに伝えています。自分の感性が直接刺激され、開放して叩くことがこれほどまでに楽しいとは…!

 

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↑にある『RUDIMENTS』の表示。50点加算されるのですが、これって従来のリズムゲームではミスにあたる存在です。ただ、ミス表示にせずプレイヤーを萎縮させないようにしてあるのは本当に素晴らしいです。

 

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演奏したあとはリザルト画面で加算されたスコアを確認することができます。シークレットボーナスも存在するのでより高いスコアを目指すやりこみプレイもできますね。

 

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リズムパターンはいくつも存在。かんたんなものもあれば、ドラム未経験者にとっては手がワチャワチャしたりするものまでいろいろあります。ただ、ここに載っているものを全部覚える必要はありません。得意なフレーズだけガンガン叩いてもOKですし、そもそもうろ覚えでなんとなくで叩いても高得点でたりします。個人的には魂のおもむくままに叩くのが、本作の一番の楽しみ方じゃないかと。

 

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自分でオリジナルリズムを作ったりするのもOK。このあたりはしっかりやりこみ要素とかもある感じです。

 

 

気軽に見られるマンガ形式のストーリー

リズムゲームながらストーリーがある本作。

マンガ形式で進んでいくため、難しいことは考えずただ見ていくだけなのは手軽でいいですね。

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謎の異星人の挑戦をメタルでやっつけていく、という理屈とか根拠とかはいっさいがっさい無視した物語。ゲームパート同様、、とにかく気軽に遊べるよう意識して作られていますね。

 

個人的に大当たりの1本

会社の同僚にも何人かプレイしてもらったんですが、みんな初見にも関わらず満面の笑顔でした。

 

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欠点としては、長時間プレイすると確実に腕が筋肉痛になる、ところでしょうか(笑) また、実際に叩く動作でJoy-Conが反応するのですが、振って引くところで判定しているようなので、若干遅れるような感覚になる人もいるかも? 個人的には気になるレベルではなかったです(テーブルモードでのプレイ時)

とにかく本作の圧倒的な自由度が織りなす楽しさは、今までのリズムゲームには無かった開放感があります。自分が感じるままにリズムを刻めることがこんなに気持ちいいんだ、と気づかせてくれました。

 

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テーブルモードで友達や家族でプレイしたりするとメッチャ盛り上がる系の『がるメタる!』。ゲーム本体の進化に合わせて、ゲームのアイデアって尽きることなく出て来るんだなぁと。個人的に激プッシュな1本です!

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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