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雑記

XboxOneのCMがちょっと酷い

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本日発売したXboxOne

今日発売した次世代機『XboxOne』。Xbox360の後継機であり、マイクロソフトが出した3つ目のゲーム機です。

xboxone

おしょ~はとりあえずロンチソフト(本体と同時発売ソフト)にはあまり食指がそそられなかったのでスルーしてました。値段も4万超えで、Kinectつけると47000円とかでしたっけ。ちょいなかなかの冒険です。

 

しかし、科学アドベンチャー第4弾『CHAOS;CHILD』(カオスチャイルド)の体験版が今日(9/4)に配信されたと聞き、うーん本体買ってしまおうか、と迷ってます。第一章がまるまる遊べるらしいです。

 

いとうかなこさんの歌声と科学アドベンチャーってなんでこんなに合うのかしらー。いずれPS4やVITAに移植されることがわかっていても、いつネタバレに合うかわからないのと、やっぱり早く遊びたい、というゲーマーの血がわさわさと騒ぎますね。

ただまぁ、今日のネットメディアの記事を見る限り、行列もできず落ち着いた発売日になっているみたいです。

 

海外から10ヶ月遅れでの発売

海外ではPS4とほぼ同時期の発売でしたが、日本ではPS4に遅れること7ヶ月。かなり水を開けられている状況です。360でPS3に敗れたこともあり、どんな販促施策を取ってくるのか?とお店側としてもユーザーとしても興味がありました。

しかしフタを開けてみると、まったくと言っていいぐらいアピールがありませんでした。雑誌広告やCMなどもほとんど見かけた覚えがありません。 日本での発売時期も合わせて考えると、世界的に日本が市場として重要視されてないことを裏付けています。

そしてこのCMがちょーっと酷い。ちょっと、どのあたりが酷いのか、具体的に解説します。

 

良さがまったく伝わらないCM

見てない人は、まず下の動画をご覧ください。

 

アニメ、サイコパスの枠で流れたものです。見ている層に向けて、サイコパスのゲームがXboxOneで出ることを伝えるのはOKです。しかし、そもそもCMとして訴求力に欠けまくる仕上りです。

 

まず、音声でのアピールが無いのは致命的です。せっかく30秒という枠をとって、情報を多く伝えられるのに本体&ロゴを写すだけ。Apple製品のような洗練されたデザイン、ブランドとして強い力を持つ商品であれば、そういったCMもよいでしょう。

 

▲MacBookのCM。もう最初の封筒から出すCMの威力と来たらハンパじゃありません。機能やスペックを知らなくても欲しい!と思わせる力があります。

 

しかし、XboxOneはデザインで欲しい、と思う人はごくわずかでしょう。しかも日常で使うことの多いPCやタブレットではなく、ゲーム機です(マイクロソフトの人は違う、と言いそうですが)。それであれば、本体やロゴのアップなど移さず、どういったゲームが遊べるか、ゲームの映像を流す、というベタなもののほうが効果はあるはずです。

XboxOne-kinect

ウリの1つであるKinectも、知らない人にとってはどういったものかがさっぱりわかりません。『声に、動きに、瞬時に反応』という文字とKinectのレンズのアップででどれだけ興味を持つ人がいるでしょうか? Kinectこそ、実際に遊んでいる映像や、音声認識で反応する部分をピックアップしてビジュアルで伝えるべきでした。

 

XboxOne-コントローラ

そして次に『今までにないゲーム体験』の部分。

コントローラを映してこの一文を見た人が、ワクワクするでしょうか? 今までにないゲーム体験、というのを観た人にイメージさせなければいけないのに、これでどうやって想像しろというのか…(;´Д`)

 

XboxOne-Clund

そしてクラウドについての記述。これもコンテンツの絵や映像がないため、具体的にXboxOneでどうやって広がっていくのかがまったくわかりません。提供されるコンテンツやアプリケーションなどを多数映し、怒涛のように切り替えていく映像があるだけでもいいんですけどね。

 

XboxOne-last

そして最期。『遊びが変わる。毎日が変わる』のキャッチコピーと共に、XboxOne本体、Kinect、コントローラーが奥から前に移動してきて、最期はおなじみの緑の背景にXboxOneのロゴで終了。

 

遊びが変わる→どんな風に?

毎日が変わる→どんな風に?

 

最期にキャッチコピーが表示される、ということは、それまでの映像でキャッチコピーに対する答えが視聴者の中に生まれるような作りである必要があります。そうすればキャッチに納得性が生まれ、観た人の心に興味や買う動機が生まれます。しかし、今回のCMはまったくそれがありません。だから、遊びが変わる、という一文を見ても何も刺さらないんですね。

強いて挙げるなら

psychopass

一番最後のこれが一番訴求力があったのではないかと。サイコパスファンで、ゲームが遊びたい、と思っている人にとって多少は心が動くはずです。

このCMの出来を見る限り、日本マイクロソフト自身が、XboxOneのウリがどこで、どんな体験ができるかを掴みきっていないのではないでしょうか。

 

発売元として、日本で売る!という姿勢を伝わるようにすること

今回、販促やCMが少なかったのは愚策です。発売時がまず盛り上げるタイミングとしては販促効果が高いです。その姿勢を発売前に見せないのは、販売店からもユーザーからも厳しい目で見られてしまうのはしかたありません。

ただ、はじめにあげたカオスチャイルドなど、XboxOne専売のゲームもあります。また、Kinectを使うことでPS4やWiiUではできないようなことだってできるはずです。音声操作も個人的には魅力的に感じます。なんか未来っぽいじゃないですか(*´∀`)

とかとか。

まだ発売したばかりなので、これからどういう販促施策を取っていくのか? マイクロソフトのやる気が感じられるような思い切った施策があることを期待します。

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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