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コンシューマゲーム

死んだら生き返らない。その鉄の掟がとても面白いシミュレーションRPG『ファイアーエムブレム 紋章の謎』

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スーパーファミコンの超名作

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『ファイアーエムブレム 紋章の謎』(1994年 SFC)です。

ファミコンで出た『暗黒竜と光の剣』のリメイク&続編シナリオを搭載し、満を持してスーパーファミコンに投入されました。

♪ファーイアーアーエームブレーム てーごわーいーシミュレーション

っていうCM曲を覚えている人はかなりいると思います(*´∀`)

シミュレーションRPGの元祖とも呼ばれるこの作品ですが、1993年に発売したとは思えないほどシステム面がほぼ完成されていましたねー。

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攻撃の当たる確率、攻撃力&防御力そしてクリティカルヒットの確率を計算しつつ、キッチリ敵を倒していく詰め将棋のような要素がありました。

■ファイアーエムブレム、鉄の掟

『戦闘で死んだキャラは二度と生き返らない』

せっかく1時間とかかけてあとはボスを倒すだけ! ってなったときに、当たる確率98とかで味方が攻撃をスカし、反撃を食らって死亡…。「俺の1時間が…」って感じでちょっと立ち直れないぐらいのショックでした。

ただ、やっぱりそれも含めてメチャクチャ面白いんですね、ファイアーエムブレムって。

■魅力的なキャラクター

システム周りの完成度の高さと、もう1つ高い魅力を誇っていたのがキャラクターたち。

 
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主人公のマルスとヒロインのシーダ。このキャラグラフィックは当時ファンタジー小説にはまっていたおしょ~にとっては超ツボでした。

独立戦争をテーマにしている作品ながら女性キャラがかなり多かったのも特徴。特にペガサス三姉妹のパオラ、カチュア、エストは人気がとっても高かったと記憶しています。

 
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この3人がペガサス3姉妹。おしょ~は次女のカチュアが大のお気に入りでした(´∀`)

もちろん、男キャラも魅力的な人物が多数存在。それぞれのドラマが戦闘中の会話で見られるところも大変良かったです。

 
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アーチャーのゴードン。最初はすっごく弱くてけっこうやられちゃったりするキャラでした。

 
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一方、上級職であるスナイパーのジョルジュ。実力、名声ともにアカネイア大陸随一。

ゴードンは暗黒戦争後、ジョルジュに師事して腕前をメキメキ上げアリティア宮廷1番の弓使いになります。

 
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そして第2部の英雄戦争ではジョルジュが敵として登場するのですが、ゴードンとの会話によって再び味方として参加してくれるというイベントがありました。

 
こういった会話で仲間になったりキャラごとの関係性が浮き彫りになるのが面白く、いろいろ試したりしてましたね。(パターンは少なかったですが)

 
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最強剣士の1人、ナバールは女キャラの会話で仲間になることが多いあたり、実は女が苦手なだけなんじゃないか、とかいろいろユーザーが想像できるのが良かったですね。

魅力的なキャラが多数登場するのでお気に入りも出来るでのすが、そこに立ちはだかるのが前述の鉄の掟。

敵も厳密に動いてきて攻撃をしてくるのでマップ上で1歩、動かすところを間違えようものならその先に待つのは死、でした。

■エンディングで描かれる、各キャラクターのその後(ネタバレ有り)

何度もやられてリセットしながら最後までクリアしたときに流れる『キャラクターのその後』は本当に感慨深かったです。

幸せになる、病に倒れる、風のようにどこかへ去っていく、などいろいろあるんですが、印象的なのは前述のペガサス三姉妹。

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もうこれだけでいろいろ想像できるんですよね。カチュアはマルスが好きだけど立場上言い出せないし、エストは騎士アベルと相思相愛だったんですが、実は姉のパオラがアベルに秘かに想いを寄せていたんですよね。

そしてエストはその想いに気づき、アベルに別れをつげて去ってしまいます。そしてアベルも後を追い騎士団を抜け、その後の消息は不明という…。ユーザーの想像をかき立てる作りになっているのが素晴らしいエンディングでした。

DSでリメイクされているので今でも遊べる環境ではありますが個人的にはキャラグラフィックはこのスーパーファミコン版のほうが好みかなぁ。

じっくり遊べるうえに考えながら進めれば確実にクリアできるので女性の方でも楽しめるところもGOOD。

最近はシミュレーションRPGを買っていないのでちょっとひさしぶりに遊んでみようかなとこれを書いていて思いました(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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