Yack.こと渡部恭久さんが手がける1枚
旋光の輪舞シリーズ、メタルブラックなど数々のゲームで作曲を担当している渡部恭久(Yack.)さん。
アーケード&ドリームキャストで登場したシューティング『ボーダーダウン』。これも氏が音楽を一手に引き受けていました。そのサントラを購入したのでレビューします。
ジャケット表面。実写を加工した感じのクールなデザイン。
ジャケット裏面。曲名のフォントが近未来なイメージでいいですね。
本サントラは『2003年度第四回アルカディア大賞・ベストVGM賞受賞作品』を受けたことがあるそうです。おしょ~は旋光の輪舞から巡り巡って購入することになりました。渡部さんの描く近未来&透明感のあるサウンドは非常に魅力的なんですよね。
旋光の輪舞に比べシックで落ち着いたメロディ
渡部氏が作曲した旋光の輪舞に比べると全体的に曲調がゆったりしたものが多く、印象として落ち着いた1枚になっています。
派手なメロディラインの曲こそないものの、透明感のある音作りは素晴らしいです。目を閉じて聴いているとどこかへトリップできるような、そんなリズムを刻む曲が多いですね。
旋光の輪舞から入ったおしょ~的には『Upon the new raid』『Snow Fox』あたりがお気に入り。27曲目の『Upon the new raid Arr.』(アレンジVer)はデジロック全開といった趣きで、本サントラでも1、2を争う良曲です。
スピード感では旋光の輪舞に一歩譲ります。しかし逆に、ミドルテンポの曲が好みであればツボにぶっ刺さる1枚でしょう。オシャレ度ではこちらのほうが上と言えるかもしれません。
ライナーノーツは渡部氏ほか、ゲーム作りに携わった方々のコメントが掲載
ライナーノーツは簡素な作り。
しかしながら渡部氏ほか、開発陣のコメントが掲載されています。作曲者のコメント以外でプログラマやキャラデザインの方まで網羅しているのは、ゲームサントラではなかなかありません。
ドリキャスへの移植作業の最中にコメントを書いている人もいるのが面白いですね。
こういったシューティング系のサントラは再販されることがかなり少ないので、もしどこかで聴いてツボにハマった場合は入手しておいたほうが良いでしょう。
昔はシューティング系で聴いていたのはコナミのグラディウス系ぐらいで、他はほとんどサントラを買っていませんでした。ただ最近は逆に新鮮なのでちょくちょく購入しています。お金はそこそこかかりますが、独身男性の趣味としてはまぁいいのかなと(*´∀`)
今年は50枚以上サントラを買って聴く目標もあります。月に4枚以上のペースが必要なので、油断せず達成したいですね。
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