117夜に引き続き、フォロワーさんからオススメしてもらった1枚
ゲームサントラ千夜一夜の117夜で紹介した『[18]キミトツナガルパズル オリジナル・サウンドトラック』。ツイッターのフォロワーさんからオススメしてもらった1枚です。
そして今回118夜も、別なフォロワーさんからオススメしてもらったゲームサントラとなります…感謝!
グリムノーツ オリジナルサウンドトラック
ゲームはスクエニ発のスマホ用RPG。今年1月に配信を開始し、現時点で1300万ダウンロードを突破している人気作。
スマホアプリということでおしょ~は残念ながら未プレイなのですが…このサントラはちょっとヤバイです。
だいたい良いサントラって最初に耳にした時点で「あ、すごくいい」ってピピッと来ます。そして本サントラはそのピピッという度合いがほぼMAXだったんですよね。
未来古代楽団による、アナログ音源のみを使ったBGM
ゲーム音楽では電子的な音源はは良く使われます。個人的にそういった音は大好き!
ですが、本サントラではその正反対。アナログ音源のみで楽曲が構成されています。それだけではなく、エレキベースやドラムも使用していないという徹底っぷりです。
作曲を担当した『未来古代楽団』の砂守岳央さんと松岡美弥子さんが、グリムノーツというゲームが童話を元にしているから、電子的な楽器は使わないようにしたとのこと(参考記事)。
世界観に音を合わせるのは当たり前といえは当たり前ですが、すべてアナログ楽器で構成するのはなかなかに大変だったはずです。そのこだわりがあった結果、本サントラは暖かさに包まれた1枚に仕上がっています。優しい音が耳を包んでくれます。
サントラ収録曲は全22曲で43分。1曲が1分半~2分ちょっとで構成されてます。
まずは1曲めのハープの響きが心地よい『空白の書』。牧歌的でかつ清涼感のある活力を感じさせる『輝きに手をのばすなら』もいいですね。旅の途中の街で流れているような『交叉する子午線』のノスタルジックな雰囲気も魅力的。
また、『遙か遠きアタラクシア』『旅人はワルツを踊る』など、メインテーマがいろいろな楽曲に形を変えて含まれているのもいいですね。
そして21曲目に収録されている唯一のボーカル曲『忘れじの言の葉』。安次嶺希和子さんという沖縄在住の女子高生シンガー(!)が唄っているのですがとにかく大人っぽく神秘的で優しい声。メロディはシンプルなのですがハープの調べと安次嶺さんのボイスが合わさり、神々しさと一抹の寂しさを感じさせる名曲です。
夜に1人でゆったり落ち着いて聴きたい1枚
本サントラは数あるゲームサントラの中でも、トップクラスの優しさ満ち溢れています。そしてそれがどこか寂しさを感じさせるのもまた惹かれる一因です。こんなに素晴らしいなら、もっと早く買っておけばよかったと心から思います。
サントラの特性上、バトル曲でもそれほど激しい曲はありません。なのでそういった曲が好きな人には物足りないでしょう。
ただ、優しい曲、暖かい曲、悠久の時を感じさせる曲に惹かれるのであれば、このグリムノーツのサントラは絶対に買っておくべきでしょう。1人で落ち着いて目を閉じながら聴きたい、そんな素敵な音楽が優しく詰まった宝箱みたいな1枚です。
▲サントラの試聴動画。全体の雰囲気がつかめるので聞いてみるべし!
▲忘れじの言の葉のショートバージョンが聴けるPV。こちらもぜひぜひ。
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