「ゲーム内における遊郭の表現で問題があった」
上記の理由で配信延期されていた、VITA版朧村正のDLC第4弾。ようやく11月20日に配信されることが発表されました。
個人的に本作はものすごくハマり、DLCもぜんぶ買っていたので年内に無事配信されてホッとしています(*´∀`)
さて、開発元のヴァニラウェアのツイートに以下の内容がありました。
注目したいのは『内容そのまま変更なく来週20日に配信開始』という部分です。てっきり自分は表現部分で引っかかったので、その部分を作り直していると思ってました。しかしこのツイートから、配信内容に変更はないわかります。
では、なぜ3ヶ月も配信延期になったのか?
その答えを探してみたら、公式サイトにありました。
※あくまで状況からの想像です。合っているかはわかりません(・ω・)
配信延期の理由は『コンテンツディスクリプターアイコン』の問題
DLC第4弾のページ、一番下を見てみると、以下のような表記が書かれています。
※本編とコンテンツディスクリプターアイコンが異なり「セクシャル」を含みます。ご注意ください。
これは、今までのDLCページには存在しなかった表記です。
第1弾にはありません。
第2弾にも…
第3弾にもありません。
第4弾だけにこの表記があり、配信延期は『遊郭の表現』によるもの…となれば、これが延期の原因だったと考えるのが妥当です。
『コンテンツディスクリプターアイコン』とは?
今、近くにゲームソフトがあれば、裏面をみてください。バーコード近くに、以下のアイコンがあるはずです。
これは2004年にCERO(※1)が導入したもので、ゲームにどんな内容が含まれているかを示すアイコンです(CERO:B指定以上のゲームに表記)。 これは買う人が遊ぶ前にどんなゲームなのか判別しやすくするためのものなんですね。
本編パッケージには「セクシャル」のアイコンが無い
そして第4弾のページ最下段に書いてあったのは『※本編とコンテンツディスクリプターアイコンが異なり「セクシャル」を含みます。ご注意ください。』という一文。
では、朧村正のパッケージ裏面を見てみましょう。
右下を拡大してみます。
…ありました!
手にナイフのようなものを持ったアイコン。これはさきほどの表で見てみると
のアイコンです。朧村正本編にはこれ1つのみがついています。しかし、セクシャルのアイコンはありません。
今回のDLCは遊郭、という言葉やプロモ映像中にも花魁(蝶々太夫)が遊郭内にいるところが確認できます。となると、ある程度遊郭内での出来事が描かれているはずです。
パッケージに存在しない「セクシャル」要素が入ったことにより、アイコン表示との違いが問題となり、配信に待ったが掛かったのでしょう。
ちなみに、セクシャルのアイコンがついているVITAゲームの一例は
・限界凸騎モンスターモンピース
・初音ミクProject DIVA F2
・ラブライブ! School idol paradise
などがあります。けっこう多くのゲームについている印象でした。
開発側も気づきづらい
・ゲームがもう発売されている
・過去DLC3つは普通に配信OKだった
以上の2点から考えてみると、今回の第4弾を配信するにあったってコンテンツディスクリプターアイコンの問題には気づけなかったと考えられます。
また、DLCということもあり、BEST版やバージョン違いとしてパッケージ販売するわけでもないので物理的に追加することができません。本編だけならセクシャルのアイコンは必要ないわけですし。
先ほどのツイート内を見る限り、指摘されたあとに着地点を見つけるのがけっこう大変だったみたいです。
『右往左往しました表現問題、方々の骨折りにて無事一件落着と相成りました』
いろいろ掛け合った結果、いろんな人の助力や知恵で解決した、と見て取れます。それが公式サイトの表記だったのでしょう。
何はともあれ、無事配信されるのは1ユーザーとして嬉しいです。VITAに朧村正のカードを刺してフル稼働するのが楽しみにしつつ、11月20日を待ちたいと思います(*´∀`)
【参考記事】
・CEROがレーティング制度を拡充―ゲーム内容をアイコンで表示へ(inside)
・テレビゲームへの正しい理解を ゲーム研究者インタビュー(ゲーム研究データインデックス)
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