海外向けじゃなくても面白いものは面白い。
2作品が発売、アニメ化もされて熱狂的なファンを生み出している秀作アドベンチャーゲーム『ダンガンロンパ』。海の向こうでもゲームとして発売されたそうで、海外レビューの翻訳が下記サイトに載っています。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』海外レビュー(Choke Point)
軒並み高評価ですね。日本のアドベンチャーが海外で高評価を受けた例ってあまり記憶にありません。かなり尖ったシナリオ、ゲーム性なので海外の人にとってどうなのかな、と思いましたがやっぱり面白いものは国を問わないんですね。
売り上げ的に成功しているかまでは記載されていませんが、口コミで広がった日本と同じように、コアな欧米ゲーマーの間で広がっていくと予想します。おそらく、ロングセラーにつながるでしょう。
◆特に海外向けに作らなくても、面白いゲームは評価される
このレビュー評価の高さを見て思い出すのはペルソナ4Gです。特に海外市場を意識せず、また海外で発売したときも、日本特有の特色を残したまま発売したそうです。
・『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』が北米でも大人気の理由・前編【翻訳担当者インタビュー】
・『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』が北米でも大人気の理由・後編【翻訳担当者インタビュー】
翻訳担当者の南場さんの言葉の中で、以下の内容が強く頭に残ります。
南場 “ローカライズ”には、目標によってさまざまなレベルがあると思います。ボイスを変えずにテキストのみを翻訳するものから、キャラクターの外見や設定、物語の舞台までを変えるものまで、ローカライズの形は多岐に渡ります。もしかすると、日本ならではの特色をあまり残さなかったほうが、『ペルソナ3』や『ペルソナ4』の売り上げはもっと伸びたかもしれません。でも、アメリカ人の日本に対する興味、関心が高まっているからこそ挑戦したいと思ったわけですから、このスタンスについて後悔はしていません。
ペルソナ4Gは発売から2年近く経つ今でも売れており、DL版を含めた累計販売本数は30万本を超えている状況です。ダンガンロンパもシリーズを通して売れており、面白く力のあるゲームは国を問わず評価されることがわかります。
海外を意識して作るのも良いですが、まずその前に『面白いゲーム』であるかどうか。それを日本の各メーカーには意識して欲しいです。
ダンガンロンパはアニメ化もされ、モノクマはスパイクチュンソフトを代表するキャラクターとなりました。やっぱりシリーズものよりもオリジナルの作品で道を切り開くことが日本、海外問わず売れる近道なのかもしれません。
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