発売から2年8ヶ月でのベスト版発売
ペルソナ4 ザ・ゴールデン[VITA]の廉価版が2015年2月5日に発売されることになりました。2012年6月14日の発売から実に2年8ヶ月という期間を経てのベスト版発売となります。
VITAの本体を引っ張り、今でも売れているというのは本当に面白く丁寧に作られているからでしょう。今回のように長い期間を経てのベスト化はメーカー、ユーザー、お店、どこにとってもプラスに働きます。
ただ、物によっては短い期間で廉価版が発売されることもあります。
短い期間での廉価版発売はゲームの価値を下げ、買い控えにつながる
廉価版は値段が下がっているので、出したときは多少動きます。ただ、それもゲームのもともとの面白さに比例するのです。
面白く無いゲームの廉価版を出したところで、動きはたかが知れています。また、そういったゲームは発売からそれほど経たないうちに廉価版になるのでユーザーにとっても好ましいものではありません。特に発売日に買った人にしてみれば「うわー、もうベスト版でるのかー。次からは発売日に買わなくて様子見よう」ってなりますよね。
▲たった4ヶ月でベスト版が発売されたPS2の『サルゲッチュ3』。おしょ~が知っている中で最短記録です。
短期的に売り上げをアップさせるのには有効かもしれませんが、あまりに早い廉価版の発売は、長期的に見て間違いなくマイナスです。
面白ければ、中古市場に出回りにくい
ものすごく面白かったゲームって、ちょっと売りづらくありません? 少なくとも個人的にはそうです。
映画でも小説でもマンガでも、すごく面白かったものは手元に残しておきたくなるのが普通です。ゲームも同じですよね。
ペルソナ4Gと同じようなロングセラーとしては、PSPの空の軌跡やダンガンロンパが挙げられます。この2つもかなり長く売れて中古がほとんど戻ってきませんでした。そうなるとお店としては新品をリピートすることになります。
中古対策にやっきになるメーカーもありますが、そもそもゲームとして友達に口コミでオススメしたくなるぐらいの面白さであれば、特に中古対策ってする必要がないんですよね。
今回のペルソナ4ザ・ゴールデンのように各メーカーは『ユーザーが面白いと感じ、口コミで広げてしまうゲームを作る』ことを念頭にゲームを作り続けていって欲しいです。
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