コナミ製ファミコンソフト3作目
『イーアルカンフー』『けっきょく南極大冒険』に続くファミコン第3弾ソフトがこれ。
タイトルの通り、オリンピックをモチーフにしたスポーツゲームです。1983年にアーケードゲームとして登場し、数々の家庭用マシンに移植されました。
オリンピックながら種目は100m走、走り幅跳び、やり投げ、110mハードルの4つのみ。しかも、ストーリーとかは一切なし。ただひたすらこの4種目で遊ぶだけのゲームです。
これだけ見ると、寿命が短そうなイメージがあります。しかし、本作はとある特殊な仕掛けがあったため、ゲーム内容を超えて盛り上がりました。
『ハイパーショット』という特殊コントローラのみ操作可能
本作はファミコンのコントローラでは遊べず『ハイパーショット』という特殊なコントローラが必要でした。
ボタンはRUNボタン、JUMPボタンの2つのみ。
RUNボタンを連打するとゲーム内で走るスピードが上がり、JUMPボタンはジャンプ、及びやり投げで投げるボタンとなります。
このハイパーショット、専用だけあって非常に連打がしやすかったんです。当時遊んでいた子供たちはこすり連射を初め、いろいろな方法を開発しては試していました。
実際におしょ~が使ったモノをちょっと紹介します。
連射に使われたモノたち
①単一電池
持ちやすく、角の部分をボタンにこすりあわせて連射する、という使い方をしてました。電池、しかも単一ということでなんか早く連射でき…そうだったんですが、ぶっちゃけ素手のほうが早かったです。コントローラへのダメージも大きいので、早々に使うのを辞めました(;´Д`)
②定規
かなりメジャーだったのがこれ。
片方を手で固定しもう片方をコントローラ側に。しならせてバインバインと震わせ、その震え部分をコントローラのボタンに接触させればすげー早く連射できる!
と思って使ってました。
確かに接触させれば早く連射できた部分はあったものの、そもそも両手を使わないと遊べないので100m走にしか使えないことや、連射スピードの不安定さもあり、これまた素手に駆逐されていった覚えがあります。
③机の角
これはなかなかの荒業でした。ハイパーショットをボタンを下にして持ち、机の角へガガガガーッとこすりつける方法です。
原理的には指でのこすり連打と変わらないんですが、コントローラを丸ごと持てるため、かなり速く連打できた記憶があります。
ただコントローラへのダメージは大きく、文字がハゲたりするので状態の悪いハイパーショットにしか使えませんでした。
記録に挑戦&競い合う楽しさを教えてくれた1本
操作が単純なためファミコンを持っていなくてもすぐにプレイが可能な本作は、友達とワイワイ遊ぶのに最適でした。
隠れキャラや、当時絶大な視聴率を誇っていた『8時だョ!全員集合』で、志村けんのバカ殿様仕様のバージョンが使われたことがありました。あまりの反響に、後日限定版として販売されたん。
ファミコン少年のみならず、お茶の間を楽しませたという意味でも、ファミリーコンピュータという本体名称を体現したゲームと言えますね(*´∀`)
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