サバイバル映画であるような極限状況での戦い
「くそっ、エネルギーが足りない!」
「もうあと少しだっていうのに…!」
みたいな、あとわずかで助かる状況でエネルギーとかが足りない。そんな極限状況を描いた映画ってけっこうあると思います。今回紹介するのは、そんな状況での戦いを味わえるマニアックな名作です。
当時、ファミコン少年と化していたおしょ~。毎年クリスマスとか誕生日にカセットを買ってもらっていました。そんな中、兄貴が誕生日に買ったのがこれ。エメラルドブルー&黄色という派手なカセットが斬新なこのゲームの名前は…
アストロロボササ
これ、とにかく超ムズい。
どのくらい難しいかというと、先日紹介した『トランスフォーマー コンボイの謎』の難しさを超えるレベルです。
当時のおしょ~は来る日も来る日もファミコンを遊んでいたんですが、そのおかげでコンボイの謎は2周ALLクリアできました。でも、コイツはどんなに努力してもクリアできなかったんですよ…(;´Д`)
先に進むほど減ってくるエネルギー
まず操作方法が独特すぎるんです。地上歩きがめっちゃ遅いので
空中で動くのがメインとなるんですが
持っているエネルギー銃を撃つ
↓
反動で反対方向に動く
という独特の操作。向いている方向と反対に動くうえに、慣性の概念と重力が存在します。しかも撃つたびにエネルギーが1ずつ減っていくという鬼畜仕様。
最初はのどかな草原で、敵もほとんど出てこず、E缶(エネルギー缶)の回収もしやすかったのに
だんだんと難しくなっていき、ダメージを受けることが多くなります。敵や障害物に触れたりすると、エネルギーが一定量減ります。しかも、ダメージを受けてからの無敵時間ってものが無いので、連続であたってしまうとめちゃくちゃエネルギーが減ってしまうんですね。
今までの重力があったステージとは別で、画面上に動く浮力、および画面左から右にかけて海流の動きがあります。しかも
・一番上の水面に行ってしまうとダメージ
・下のコンブみたいな水草に触れるとダメージ
・タツノオトシゴに触れるとダメージ
・浮遊してくるヒトデに触れるとダメージ
特に水面に行くとダメージがメチャメチャ大変。この面に来るまで1000以上あったエネルギーがみるみるウチに減っていきます。コンブが邪魔してE缶を守っている壁に弾が届かないし、ヒトデ避けないといけない…ああ、タツノオトシゴが!
そんな感じで延々と屍を積み上げることに。結局、1人プレイでも兄貴と協力した2人同時プレイでも、まったく刃が立たず。結局この先の宇宙ステージに行くことすらできませんでした。
これが辿りつけなかった、宇宙ステージの最終面です。中央のブラックホールに吸い込まれるとなんと
一撃死
普通は敵に当たったり、弾を撃ち続けたりしてエネルギーがなくなると死亡なんですが、エネルギーがいくらあっても一撃死です。最終面でこんなギミックを設けるなんて、当時の小学生の心をヘシ折ろうとしたとしか思えません。もしここにたどり着いてブラックホールで死亡したら、おそらくもう2度と遊ぶ気に慣れなかったでしょう。
激ムズだけど遊んでいて夢中になれる良作
おしょ~の中では『忍者龍剣伝』と並び、“クリアできなかったファミコンゲーム”として思い出深い1本だったりします。
ただ、コンボイの謎と違うのはクソゲーではなく激ムズゲーだけど良作アクションであるということ。事実、コンボイの謎で感じたコレジャナイ感はまったくなくむしろ夢中になって遊んでいましたし。
ファミコン時代のゲームはすぐ遊べて単純だけどシンプルで面白いものが多いです。据え置き機で遊ぶことが少なくなった、ということが周りやおしょ~自身も感じてますが、ファミコンとかはカセット刺してすぐ遊べるので意外と現代に合っているかもしれませんね(*´∀`)
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