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【ゲーム屋ネタ】12月タイトルの発注会議が終わりました。

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年末は通常月よりもゲームが売れる月

年末はゲームタイトルがかなり売れます。

クリスマス効果もありゲーム小売店にとっては重要な月。そんな12月に発売するゲームの発注会議が終わりました。発注会議は各店店長が出した数字をもとに商品課と自分と上司の3人で最終的な数字を決定する場です。

12月に発売するメインタイトルをざっと挙げると…

 

・イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-
・ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン
・Fallout 4(フォールアウト4)
・モンスターストライク
・機動戦士ガンダム エクストリームバーサスフォース
・幻影異聞録♯FE

となります。

新規タイトルもあれば、シリーズ作もあり。これらの発注がPAOではどんな感じになったのかをお伝えします。

 

 

イグジストアーカイヴ

イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-

発注数:そこそこ

ヴァルキリープロファイル(VP)のトライエースが手掛けるRPG。システムやストーリーもけっこう似ている部分があり、VP好きはすでにチェックしているのではないかと。

コア向けではあるものの、年末に出る和製RPGが少ないことから、ある程度の数は必要だろうという判断からそこそこの数を発注することになりました。

 

ジョジョ

ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン[PS4/PS3]

発注数:(前作に比べて)かなり少なめ

シリーズ作で前作の評判が悪い場合、次回作がどんなに出来が良くても初動はガクッと落ちます。特に今は発売してからの評判待ちで動く層もけっこういます。

前作でユーザーの信頼を失ってしまっているため、本作をガッツリ発注するのは自殺行為。さすがにこれ以上は売れるだろう、と思っても数字を増やせませんね。未だに前作が新品で余っていますし…

ゲーム的には3Dフィールド&タッグバトルなどガラッと進化していて良くなっていることは実際に遊んでみてわかります。ただ、体験版施策も行っているにもかかわらず、予約がさっぱり入っていません。発売直近にCMなどで予約は多少入るでしょうが、前作の数字からガクンと売り上げが落ちるでしょう。

 

 

フォールアウト4

フォールアウト4[PS4/XboxOne]

発注数:そこそこ

シリーズとして手堅い数字を残しているフォールアウト。予約も順調で今回もしっかり売れてくれそう。ニューベガスから5年ぶりの新作というところもプラス要素。

XboxOneはアレとして、PS4はコアユーザーが多く洋ゲーも売れる地盤があります。12月タイトルの中では売上予想が立てやすい1本かと。

 

 

EXvsForce

機動戦士ガンダム エクストリームバーサスフォース[VITA]

発注数:多め

ガンダムvsシリーズはPS2時代からかなり強く、小売店的には信頼度が高いです。今作はVITAオンリーの発売。

オンラインはアドホック対戦のみとマイナス要素はありますが逆にオリジナル要素も存在。年末という時期を考えるとVITAでの販売も合っていますし過去作に比べると数字は落ちるもののそれでも12月タイトルではトップクラスの売り上げになるでしょう。

 

モンスターストライク

モンスターストライク[3DS]

発注数:多めに欲しいけど今のところちょっと

パズドラに続きスマホゲームの大作が家庭用に進出。

多少ユーザー層は違う印象なものの、スマホで大ヒットを飛ばしていることもあり家庭用でもかなりの数字を残すはず。想定しているターゲット層が小~中学生なのもパズドラZに似ています。

妖怪ウォッチ3が来年夏になり、コンテンツパワーも落ちている今、前月にモンハンクロスとこのモンストがクリスマスプレゼントとして買い求められることは十分あるでしょう。

ただ、任天堂流通のため欲しい数が入ってこないのが厳しい…。今の本数ではまったく足りないので、なんとか入荷を増やさないといけませんね。

 

 

FEFE

幻影異聞録#FE[WiiU]

発注数:これだとお正月足りないからもっと欲しい

女神転生&ファイアーエムブレムのコラボタイトルとなる本作。

コア向けであり、WiiU本体のユーザー層を考えると年末とはいえそこまで動かないのかな?と予想。ゼノブレイドクロスが初週売り上げが8万本ぐらいだったので本作はそれより下回るでしょう。

発売が12/26。お正月分を考えると足りないので、今の入荷数から増やしたいところではあります。ただこれも任天堂流通なので確保が大変そう…。

 

ハーフミリオンとかの話は昔。今は5万本ぐらいのタイトルを重ねて数字を作る時代

おしょ~がPAOに入社したのは10年前。

GT4 WE9

PS2がガンガン売れていて50万本は当たり前。100万本も珍しくない時代でした。ただ今はハーフミリオン自体が稀であり、ゲーム専門店としては5万本ぐらいのタイトルを重ねて数字を作らないといけません。

幸い、PAOではコア向けタイトルの動きがいいため、シェア(全国販売数に対する自店の売上割合)を上げられればまだ生き残れるかなと。

来年はPS4での大作(人喰いの大鷲トリコ、ペルソナ5、FF15orキングダムハーツ3あたりも?)が数多く出るので年末がより盛り上がりそうです。そこに行き着くまでにまず、今年の年末を乗りきらないとですね(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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