毎月1回、店長ズを集めて発注数を決定する会議
今月もやってきました発注会議。今回は2016年6月発売タイトルです。
それではさっそく見ていきましょう!
発注数:かなーり多め
・討鬼伝2[PS4/PS3/VITA]
・逆転裁判6[3DS]
PAOではこの2本がメインタイトルと位置づけてガッツリ発注しました。
討鬼伝2は過去シリーズで実績があることに加え、オープンワールド化の大きな進化が追い風要素。モンハンクロスの売れ行きからも、狩りゲー自体に大きな魅力があると判断。
逆転裁判6は定番シリーズではありますが、アニメ化で新たなユーザーが入ってくるでしょう。オールスター的な側面もありますし、過去作をプレイした人も復帰してくる可能性も高いです!
発注数:そこそこ
・Caligula ‐カリギュラ‐[VITA]
・スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ[PS4/PS3]
・牧場物語 3つの里の大切な友だち[3DS]
・太鼓の達人ドコドン! ミステリーアドベンチャー[3DS]
そこそこ発注はこの4つ。
Caligula‐カリギュラ‐は商談会で触れる機会がありましたが、戦闘を始め、コアユーザーである自分のツボをかなりくすぐる作りでした。シナリオは里見直さん、音楽は増子津可燦(増子司)さんという、古くからのアトラスファンにとっては感涙のコンビ。
通常、ゲームで仲間との交流というと好感度を積み上げていくもの。帰宅部との交流も最初はきっと彼らの知らない一面、意外な魅力を知り、楽しく過ごすことができると思います。ただ、彼らと近づいた先に…例えるならば、扉があります。#カリギュラ pic.twitter.com/ai8Gc9gqAN
— Caligula -カリギュラ- 公式 (@caligula_VITA) 2016年4月9日
その扉からは嫌な予感がするはずです。これ以上踏み込まない方がいいと感じれば、引き返しても構いません。それもまた健全な人付き合い。醜さを受け入れ、その人間を支える覚悟ができた方のみ、踏み込む選択を…。#カリギュラ pic.twitter.com/Bo5sCRT0UA
— Caligula -カリギュラ- 公式 (@caligula_VITA) 2016年4月9日
ペルソナ1や2のような個性あるキャラクターの物語が楽しめそうで、いまからワクワクしています。内面を描くキャラシナリオもある模様。
本家のペルソナがナンバリングごとにライトユーザーでも遊べるように進化を重ねてきている中、このカリギュラはダークな部分もかなり強く描かれるのではないかなと。期待値も込めての発注にはなりますが、レジェンドオブレガシーよりも売れるんじゃないか?予想します。
スパロボOGは過去データからするとちょっと少なめかもしれません。スパロボは完全初動型のうえ、スパロボOG自体、年々売れ行きが下がっているところもあり、強気には行けないんですよね…。予約の動きを見て追加を判断したいです。
牧場物語と太鼓の達人は定番の長く売れる信頼度の高いシリーズ。息の長いゲームはお店としても助かります(*´∀`)
発注数:少なめ
・ZERO ESCAPE 刻のジレンマ[VITA/3DS]
・ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団[VITA]
・クロバラノワルキューレ[PS4]
少なめ発注となったのはこの3本。
といっても、ZERO ESPAPEはけっこう推させてもらいました。過去シリーズの評価が良い、サスペンス系のアドベンチャーは一定数固定ファンがいる、前作『善人シボウデス』はVITA本体が普及していないころに発売している、などが理由です。
ゲーム的にもドラマパートがより臨場感のある形で進行するところもシリーズユーザーとして評価したいです。こういったゲームをしっかり伝え、知らない人に手にとってもらい、面白い体験をしてもらうことはリアル店舗の義務ですね。
ルフランの地下迷宮~は3DダンジョンRPGとして安定して売れてくれるかなと。ただ、VITAは他にもタイトルがいろいろ出る月なので、ユーザーの財布的にちょっとバラけてしまうかなと。
そしてクロバラノワルキューレ。
藤島康介さんの絵がキャッチーでいい感じ、なのですがその後の続報が少ないんですよね。カリギュラより1ヶ月前に発表しているので、公開情報が多いと思いきやカリギュラよりかなり少ないという状態です。
コアユーザーは定期的な情報発信に敏感です。中身がそれだけ濃いゲームという判断をする指針の1つにもなります。そのあたりをもっと頑張ってくれれば、発注数にも反映されたかもしれません。
"プレイする度に変化する裏切り者がいる"というダークな部分はすごく惹かれます。フリューが出した『ロストディメンション』は個人的にかなり好きでハマりました(レビュー記事)。なのでポテンシャルはあると思うんですが、現段階では多め発注は難しいという判断になりました。
売っていきたいカリギュラ。
勝手に売れるタイトル、と、自分たちで売っていけるタイトル。
勝手に売れるのはドラクエやFFなど、みんなが知っているビッグタイトルです。討鬼伝2や逆転裁判6もシリーズタイトルですしこちらの分類に入るかなと。
ただ、売っていけるタイトルというのは、裏を返せばお客さんに伝えないと知らない、知名度が低いゲームです。その点、お店の売っていく実力が発揮されることになるので、カリギュラはちょっと頑張って売っていきたいですね。全国で売れなくても、自分のお店でガッツリ売れれば、お客さんに価値がしっかり伝えられたってことになるので。
以上、2016/04の発注会議でした!
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