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AVGの歴史と進化の過程がこれ1冊でまるわかり!(アドベンチャーゲームサイド Vol.1)【ゲーム関連本レビュー その4】

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アドベンチャーゲームは好きですか?

いきなりですがみなさん。
アドベンチャーゲーム(AVG)は好きですか?

アクションのような爽快感は無いけれど、逆に一生忘れないような衝撃や感動を与えてくれるジャンルです。ファミコン時代からずっと家庭用ゲームで発売され続けているのも、一定の人気があることを伺わせます。

そんなアドベンチャーゲーム好きに読んで欲しい本がこちら。

 


アドベンチャーゲームサイド Vol.1

 

です。表紙が名作推理AVG『ミッシングパーツ』なところからして、激コアなゲームユーザーをターゲットにしていることがわかります。アドベンチャーゲームサイドはVOl.0~Vol.2まで刊行されてますが、その中でもAVGの歴史を取り上げたこれが一番評価が高いです。

 

■情報量がとにかくハンパない

最初から『アドベンチャーゲームの歴史』という、文字量がハンパないコンテンツをもってきています。

この特集ですが、アメリカでAVGが成立したときから詳細に順を追って進化の過程を丁寧に解説しています。『Zork』や『ポートピア連続殺人事件』、そしてコマンド入力式から選択式への進化などAVGが辿ってきた流れをわかりやすい筆致で書いてくれています。
アメリカのAppleⅡで発売されていた黎明期のAVGまできっちり紹介されています。画面写真は少ないものの、その圧倒的な文字量と知識量には驚かされます。ゲーム歴36年ですが、さすがにこの時代のPCゲームは遊んでいませんし、こうやって見ることができるのは本当に助かりますね。

 

■システムの進化に対しての解説が充実

作品紹介はサラッと書いてある程度ですがその分、システム面での進化に力を入れて言及してくれていています。

▲サウンドノベル第一弾『弟切草』がAVG史に果たした役目は絶大なことがわかります。当時としては革命的なシステムを携えており、これが出たことによりそれ以後のAVGに影響を与えたことがわかります。

機種を問わず、さまざまな作品が文章中や誌面上部に画面写真として掲載されています。スナッチャーとか、ボリュームを使ったギミックが印象的でしたね(*´∀`)

そして知る人ぞ知る菅野ひろゆき史の名作AVG、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』のA.D.M.S(宝玉システム)にも触れているあたりこのライターさんは昔からAVGが大好きだったんだなーと共感しちゃいました。おしょ~もYU-NOはそれこそ時間を忘れて遊んでました。

平行世界を行き来することでのワクワク感と回数が限られているところの制約がうまくマッチした名作です。近年では同じく名作の『シュタインズゲート』で、世界線を移動する描写が何度もあります。あの世界線ごとのつながりと各ルートを視覚的に表現している、といえばわかりやすいかも。
この特集は9ページでしたがそのページ数以上の価値がある内容だと感じます。これだけのために本書を買ってもいいぐらい充実した特集ですね。

 

■数多くのディープな特集が充実

 

例えば『アドベンチャーゲームの音楽史』。

AVGの音楽について進化の過程を描いてくれています。ゲーム音楽も好きなおしょ~としてはこれも大変面白い内容だと思いました。

 

作品紹介で取り上げられているゲームもマニアックなものが多く読んでいて飽きません。

表紙にもなっている『ミッシングパーツ』。おしょ~の中で探偵モノのAVGではナンバーワンに輝いてます。

北海道をバイクで旅する異色AVGの最新作『風雨来記3』とか…このシリーズは墓場まで持って行きたいぐらい大好きです。

ダウンロードの脱出ゲームですが評価が高い『旧校舎の彼女』『魔女の住む館』とか。

こういったなかなか知られてない名作にスポットを当てて紹介したり開発者へのインタビューを掲載してくれているあたり本気度合いを感じます。
本書の価格は1200円とそこそこの値段(kindle版なら1000円以下)です。しかし、冒頭のAVGの歴史の特集だけでも十分元は取れますね。少なくともおしょ~はものすごく価値を感じました。アドベンチャーゲームが好きな人であればおそらくお腹いっぱいになるぐらい楽しめる1冊です。

俺はアドベンチャーゲームが好きだ!という人は買ってみることを心からオススメします(*´∀`)

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おしょ~
1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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