おしょ〜の激コアゲームライフ

ゲーム屋に勤めるおしょ~がTVゲームの楽しさを伝えるべく、レビュー、プレイ日記、ゲーム屋ネタなどを更新してお届け! ゲームサントラレビューも力入れてます!

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アクションアドベンチャー好きは絶対に買うべし!(THE WALKING DEAD[PS3])

      2013/12/09

電撃PSでレビューが高評価だったため、急いで購入

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正直、このレビューを見るまではまったくノーマークでした。

 
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『THE WALKING DEAD(ウォーキングデッド)』[PS3]。海外ドラマで有名なウォーキングデッドがオリジナルストーリーでゲーム化されたのが本作です。

海外では先に発売しており、ゲームオブザイヤーを取ったほど評価されています。しかし、日本ではドラマや映画のタイトルがついたゲームが売れることはあまりありません。その映画、ドラマのファン以外の人が手に取りづらいのが要因の1つだとおしょ~は考えています。

しかし、本作はドラマ版を知らないおしょ~でも夢中になって楽しめてます。今年発売したサスペンスアドベンチャー系&アクションの中ではベスト3に入るでしょう。

■常に選択を突きつけられる

ゾンビであふれかえる街、そして生き残った人間のドラマ。これは古くから映画でも描かれてきましたし、バイオハザード、デッドライジングなどでもおなじみのシチュエーションです。本作のすごいところは、
常に選択を突きつけられ、否応なくその結果が重くのしかかってくる
ことです。

 
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ことあるごとに本作では自分で答えを選択させられます。この選択により相手の主人公への印象が変わってきます。そして、その印象や発した言葉の内容を相手は覚えており、それが展開を左右することが多々あります。

そして、その選択というのがかなり『クル』ものばかり。たとえば…

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ゾンビから逃げてきた主人公はとある農場でケリーという人物に出会います。妻と子供と逃げてきた彼は家族の事を一番に考える人間です。

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主人公たちともすぐに打ち解けたのですが…

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ゾンビが襲ってきたとき、息子を助けて逃げてしまい、農場の主である人物の息子を見殺しにしてしまいます。彼が主人公と一緒に協力していれば助けられたかもしれないのに…

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農場の主は激怒し、ケリーを追放しようとします。

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そして主人公は意見を求められ

1:「誰のせいでもない」
2:「私のせいだ」
3:「ケリーのせいだ」
4:「……」

という4つの選択が出現。これは時間制限付きですぐに選ばなければなりません。ここで自分は3番の「ケリーのせいだ」を選択。いわば農場の主の意見に賛成的な選択肢を選びました。

すると、ケリーは主人公に責められたことを『忘れません』。この選択が数々積み重なっていき、周りの人間が主人公に対しどういった感情を抱くのかが変化します。すると展開も変化するんですね。

■人間の感情をむき出しになるストーリー

生きるか死ぬか、そんな状況ではきれい事を言っていられない。そのあたりの描き方が実に見事です。

 
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感情的に主人公たちを排除しようとする人物もいます。ゾンビのような意思の無い脅威より、人間に向けられる敵意のほうが怖いと何回も思い知らされます。

 
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選択肢が出るシーンも、言い争いの最中に出たりして、瞬時に自分の考えを選ばないといけなかったりして、本当に気が抜けません。

 
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出てくる人物の誰もが『必死に生きる』ことを考えているからこそ、衝突が起こり、一筋縄ではいかない状況を作り出す。ストーリーの説得力はさすがアメリカの連続ドラマが元になっているだけありますね。シチュエーションの描き方にとてつも説得力があります。

 
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人間がどうしようもない状況に置かれたとき、自分は何を選択するのか? 
自分の心が暴かれるようで『痛い』と感じることが何回もありました
。波風立てないような答えが八方美人だと責められたり…。

■ネットに接続することで、他の人がどんな選択をしたか見ることが可能

本作は5つのエピソードがあります。それぞれのエピソード終了後、他のプレイヤーがどんな選択をしたか、割合で見られるようになってます。この機能が面白さをより引き立てていますね。

 
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こんな風にグラフでわかるようになってます。自分の選択が多数派だったか、少数派だったかわかるのが面白いですね。

■『ラストオブアス』『BEYOND』などが好きなら絶対に遊ぶべき1本

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似たようなゲームとして今年出た『ラストオブアス』『BEYOND』があります。この評価の高い2本と比べてもまったく劣ることがありません。ドラマ性でいうなら、本作が一番かも?と思ったぐらいです。グラフィックはリアル系ではなく、アニメ調の絵柄でスクリーンショットだと今一つリアリティに欠ける印象があるかもしれません

しかし本作の魅力は『連続で突きつけられる選択』にあります。オートセーブなので、ロードして別の選択肢を見る、なんて手法は通じません。ゲームとはいえ、自分の選択に責任を持たなければいけないんですね。

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捜索やゾンビとの闘いではアクション要素もあります。ただ、操作はかなりカンタンなのでまったく迷うことはないはずです。もちろん、失敗すれば死が待っているのですが、ラストオブアスより難易度は格段に低いので、アクションが苦手でもなんとかなるでしょう。

 
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次のエピソードも、シチュエーションがキツイです。本作では敵はゾンビではなく、人間の負の感情なのかもしれません。

『ラストオブアス』『BEYOND』などサスペンス系のアクションアドベンチャーが好きなら、この『THE WALKING DEAD』は絶対に買うべき1本です。有名ではないですが、こういったしっかりした洋ゲーを移植してくれるのはゲーマーとして本当にありがたいですね。そして、それをきっちり評価してくれた電撃PSのようなゲーム雑誌にも感謝。

そして、このレビューを読んだ人で1人でもこのゲームに興味を持ってくれたら、ものすごく嬉しいです。今の時代、隠れた良作は1人1人の力で伝えられる環境が整ってます。もし遊んでくれて、面白かったらツイッターやブログでまた伝えてくれればなと心から思います!

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おしょ~
1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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