『艦これ』から28年前に発売した零戦シューティング
最近、『艦これ』効果で軍艦本や戦記物の小説が売れているみたいですね。アニメの『ガールズ&パンツァー』といい、ミリタリー系が局地的に熱くなっているみたいです。ただ、このミリタリーブームからさかのぼること、今から28年前。ファミコン初期に登場した疑似3Dシューティング『スカイデストロイヤー』というゲームがありました。
タイトーがアーケードゲームとして発売したものの移植版となります。太平洋戦争を舞台にしているゲームで、零戦を操作して敵の要塞を破壊することが目的です。
疑似とはいえ、ファミコンで3Dを表現したシューティングゲームとしてはなかなかの表現力だったと思います。そしてこの零戦、ゲーム史上最強と思える装備なんです。なぜかというと…
■航続距離、弾丸、魚雷が無限大!
このゲームは敵の要塞を破壊するのが目的です。ただ、そこまでたどり着くのがまぁ遠いのなんの。昼に飛び立つものの、時間は刻一刻と過ぎていき…
夜になりました。普通、夜なら戦闘機で格闘戦なんかできない時代のはずですが、主人公機や敵機はお構いなしに機銃を撃ちまくってます。当時のファミコンゲームにリアリティを求めるのは酷です。とはいえ、今振り返ってみるとなかなかカオスです。
機銃が無限大なのはいいとして(いいのか?)、敵戦艦や基地を破壊するために使う魚雷も無限大。当時のシューティングゲームとしては当たり前の仕様なんですが、出てくる戦艦のスピードがとても早かったんですよね。なので狙って撃つよりもずーっと魚雷を投下しておけ的な使い方になってました。「ピューン…ボン!、ピューン…ボン!」という魚雷の音は今でもはっきりと覚えてます。
1日飛びつづけると敵要塞に会うことができます。しかしこの要塞の的がとにかく小さくてしかも動くものだから魚雷を当てるのにかなり苦労した覚えがあります。そして当てたとしても表示される文字は『MISSION COMPLETE』のみ。子供心に「なんかさびしい…(´・ω・`)」と感じたものです。そのためか、ファミコン少年のおしょ~としては珍しくあまりやりこまずに終わったゲームでもあります。
■パッケージイラスト最大の謎
さて、表題の件ですが…。
本作は日本軍の零戦を操って敵の基地を破壊するのが目的でした。当然、パイロットは日本人かと思いきや…
眉毛こそ金髪ではないものの日本人…じゃないよねこの人。小学生のときはまったく疑問に思わなかったものの、28年経ってこのパッケージイラストを見たら怪しさ大爆発です。この人は主人公なのか、それとも敵国の兵士なのか…。でも、ぶっちゃけどっちでもいいので、これ以上追求しないでおきます。タイトー(今はスクエニに吸収)に質問しても答えが帰ってくるとも思えないし。
ゲーム性はもちろん、28年経ってこんなどうでもいい疑問が浮かぶあたり名作ならぬ迷作なのかもしれません。
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