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おしょ~の昔話

はじめてクソゲーを買った日。【おしょ~の昔話Vol.4】

更新日:

 

2本同時にクソゲーを買った話

忘れたころにやってくる…それがおしょ~の昔話

※最近、おしょ~ブログを読み始めた人は過去記事を読んでからこの先を読むことをオススメしますー
・はじめてのファミコン【おしょ~の昔話Vol.3】
・白くて赤いアイツに至る道のりは険しく… 【おしょ~の昔話Vol.2】
・ゲームとの出会いは2歳のころ【おしょ~の昔話Vol.1】

 

予告では
・はじめての又貸し
・エキサイトバイク、ステージ2の頂上で転ぶと…・
・おしょ~、クソゲー2本を買う
の3本でしたが、今回は予定を変更して 『おしょ~、クソゲー2本を買う』お送りいたします。

……

■ディスクシステムが発売した1986年

時は1986年。ファミコン少年としてめざましい成長をとげていたおしょ~少年。そんな中、ファミコンに初の周辺機器ハードが登場します!

 

デ ィ ス ク シ ス テ ム !

当時のカセットよりも大容量のゲームが遊べるという触れ込みで
発売したこのシステム。ディスクを入れるというギミックも小学生としては反応せざるを得ません。CMを見ては親に欲しい欲しいとねだっていました。

 

そのゴリ押しが叶ってかどうか、兄のお年玉といっしょにしたか何かで買えることになったんです。

意気揚々と『しみずや』(当時近くにあったお店)に向かうおしょ~少年。この店は日当たりが良く明るくて、非常に見やすかったんです。で、ディスクシステムが確か1台、お店のカウンターの向こう側に置いてあったんですね。

この黄色とグレーの箱はいまだにあこがれを覚えます(*´∀`)
普段は見ているだけだったんですが今回は買える!

母親がいっしょにいるというカモがネギしょってきたというような雰囲気を察してか、お店のおじさんもいつもより、いや数段優しいです。

(・∀・)<「おじさん、ディスクシステムちょうだい!」

( ´_ゝ`)「あー、あれちょっと前に売れちゃったんだよ。入荷はちょっと未定」


( ゚д゚)「……えっ?」

予想だにしなかった言葉。おっちゃん非道いよ、取っておいてくれなかったの?と思ってもそれは子供の理論。売れるときに売るのが商売人です。

さて、問題なのが入荷が未定、という点。当時は発売したばかりで大人気だったディスクシステム。ファミコンブームもまだまだ健在なので東京とはいえ、秋川市(現あきる野市)の田舎に入ってくるのはいつになるか予想が付きません。

さて、どうするか…。

半べそだったおしょ~少年に
母親が一言

J( 'ー`)し < 「入ってこないならしょうがないじゃない。どれかゲーム2つとかにすれば?」

考えてみると、これが最大のワナ でした。

そりゃ我慢できるならしますがそんな出来た子供じゃなかったおしょ~少年。目の前の欲望にはトコトン弱いです。好きなゲーム2本かぁ…そう思ったころには、すでにショーケースに並べられていたゲームを吟味しはじめていました。

情報の多い今と違って、当時の小学4年生に入ってくる情報はたかが知れていました。ファミマガという雑誌は読んでいたものの
どれが面白いゲームか、まだまだ見切れる目はありません。

そして選んだソフトが…

マグマックス(1986年 日本物産)


バルトロン(1986年 東映動画)

この2本でした。

かなりのクソゲー

ぶっちゃけるとこの2本、かなりのクソゲーだったんです( TДT)

マグマックスはロボットが戦っている

この絵がカッコ良い!思って買いました。なんかガンダムみたいなビームサーベルを持っていますね。

当然、このサーベルがゲーム中にも出てくるかと思いきや

出てこない。

なんか伝説巨神イデオンが持っているような銃が最強武器なんですが自分の前方の地面しか当てられないという欠陥武器。爽快感も何もあありません。あとそもそも、メカがかっこわるいのもプレイ意欲を減退させる一因でした。


上半身がやられた図。

この時代…TVではマクロスがもう世に放映されていたのに、このかっこわるさはホントにひどかったです。買って遊んだその日にもう「これは…ヤバイ…」と思ったのですが

J( 'ー`)し < 「どう? それ、面白い?」

母親がこう聞いてくるものだからつまらないとは口が裂けても言えません。ホントにやっちまった-、というなんとも言えない気持が湧き上がったのをよく覚えてます。

もう1本のバルトロンは兄が選んだヤツなのですがこれもひどかった…。

タイトル画面と音楽ですでに嫌な予感がします。


シューティングゲームで、左右どちらにも進むことができるという特徴があったバルトロン。システム的には画期的だったんですが

・外
・洞窟
・要塞

の3種類しか面が無く、敵の攻撃も単調そのもの。

死ぬ原因としては壁の中にワープして死ぬか、障害物にぶつかって死ぬのが圧倒的に多く、シューティングとしてはあまり褒められた内容ではなかったです。

そして極めつけが長さが10秒もない音楽。ずっと耳にしてると眠くなるし挙げ句の果てにはリズムがズレてくるというありさま。

マグマックスの次に遊んだときは「これも…やばい…( TДT)」本当に兄と2人してやっちまった、という後悔の気持しか浮かんで来ませんでした。

結局、この2本を買ったため、ディスクシステムを買うのはその年の年末にお預けとなってしまいました。目先の利益にとらわれてクソゲー2本を買ってしまったおしょ~と兄は仕方なく、この2本でお茶を濁しながら1986年を過ごしたのでした…。

 

■幼心に強烈なショックを与えた2本

ホント、この2本はパッケージからカセットの色まで強く覚えてます。それだけショックが強かったんだろうなーと今になって思います。

やっぱり子供時代はホイホイとゲームを買ってもらえません。主に誕生日と年末に買ってもらう形でした。その貴重な機会をクソゲーで失う(兄弟揃って)という出来事は、30年経っても全然忘れないですね。

これを見ているあなたは子供時代、いわゆるクソゲーを買ったことがありますか?もしあったとしたら、何を買ったか?とかその理由とかいろいろ教えてくれると嬉しいです(*´∀`)

次回のおしょ~の昔話はまた、みなさんが忘れたころにお届けしますー( ´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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