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ゲーム屋の店長は草食系が増えている?

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オーバーウォッチが売れています

今日発売のPS4ソフト『オーバーウォッチ オリジンズエディション』。

 

オーバーウォッチ

予約も順調に入り、各店舗で良好な売れ行きを示しています。中には通常分を切らしてしまった店舗もありました。

個人的に、ゲーム専門店が発売日に品切れするのはメッチャメチャ恥ずかしいことだと思っています。余らせるほうが断然マシです。切らす=せっかく足を運んでくれるお客さんに対し、専門店として品揃えができていないのは裏切り行為といってもいいでしょう。ホント申し訳ありません…。

 

 

売れる予兆は十分あった

PS4ではFPSやTPS、いわるゆ銃撃戦ゲームの売れ行きが強いです。

前々から洋ゲーは強かったですが、去年末~今年にかけて『レインボーシックスシージ』『ディビジョン』が連続で想像以上に売れました。どちらも切らしてしまった店舗があり、かつおしょ~的にセンサーが働いてなかったため各店長にしっかり伝えられていなかったことが大反省でした。そのため、こういった自分が遊ばないジャンルのゲームに対しても、発注会議前にしっかり知識を入れようと考えていました。

 

レインボーシックスシージ ディビジョン
▲個人的にもっと発注できたはず…と大反省だった2本。

 

そして今回のオーバーウォッチ。ディアブロやハースストーンを作っているBlizzardが開発しています。この時点で売れるんじゃないか?という予感はありました。

また、ハースストーンはツイッターのタイムラインで話題になっていたことからプレイしていたこともプラスに働きました。各キャラの能力を差別化し、ゲームの面白さに落としこむがすごく上手なので、それが銃撃戦ゲームに対応した場合、いい感じに融合するだろうと予想できたんですね。

そして動画を見たところ、これはおそらく売れると強く思うことができました。それを踏まえて店長ズが集まる発注会議に臨んだわけですが…。

結果的に強気の発注を出した店長は1人。残りの店長は2万本強いぐらいの発注で終わってしまっていました。確かに予約が入ってない、とか理由はありました。

ただ、今回発売日を迎えてみて通常分を切らしている店舗などを見ると、モヤモヤした気持ちになります(;´Д`)

 

▲この動画とか発注会議で流して説明したんですけど、あまり店長ズには刺さっていなかった模様。

 

新作ゲームへ対し知識を入れようとしない

先日、各店舗を回ったのですがその時に話したとある店長が

「オーバーウォッチって、ブリザードが作ってるんですか?」

って言ってきたんです。

 

オーバーウォッチの制作会社がBlizzardであることは発注会議で説明している情報だったので、その台詞が普通に出てくることに驚きました。恥ずかしながら、ゲーム専門店の店長としては知識不足です…。おそらく、ユーザーさんにオーバーウォッチがどんなゲームなのか聞かれたとき、軽い説明ができないのではないかなと。

もちろん、深いところまでがっつりコアユーザー並みに話せることを求めるわけではありません。全てのゲームをプレイはできませんし、それは自分の好きなジャンル、ゲームに関してだけでOKです。

 

ただ、『新作ゲームへの知識を積極的に入れようとしない』姿勢がちょくちょく頭を出すのは事実です。VRをまだ体験していない店長もいるのも個人的には考えものかなぁと。おしょ~はゲーム好きということもありますが、今PAOにいるどの店長よりもゲームに関しての知識は負けないと断言できます。

個人的には専門店の店長って誰にも負けないぐらいのレベルでその商材が好きじゃないといけないと思うんですよね。もちろん、ゲーム単体では厳しくなっていることもあり他の商材(トレカやフィギュアなど)を入れざるをえない店舗もあります。ゲームだけの知識を入れればいい、というわけでは無くなってきているのも事実です。

しかしいまだゲームは収益の核。今まで長く扱ってきていて、お客さんもゲーム屋として認知してくれています。なので、店長にはゲームを今以上に好きになり、知識を入れて欲しいと思うのですが、なかなか上手くはいきませんね。本来なら毎回商談会に来てほしいのですが、会社のコスト的な問題もあり、なかなか全員というのは難しいです。

反面、好きだったら休みを使っても来てほしい、なんて思いますがこれもまた難しい…。

 

ガツガツしない草食系店長が多くなった

lion

10年前はいわゆる『肉食系』の店長が多く、他の店長よりしっかりガッツリ発注決めてやろう的なオーラがありました。発注が上手くいけば、その分売り上げに繋がりますし、他店長にドヤ顔もできます。そしてそれは、より多くのお客さんに楽しいゲームとの出会いを提供できることになります。なので、発注も自分が売れる!と思ったらガッツリ発注する流れがありました。

 

shimauma

ただ今は若い店長が多く、草食系というかあまりガツガツしていません。それが良い変化なのか悪い変化なのかはさておき、やっぱり売れるソフトを見抜けないのは店長として、ゲーム屋として失格です。

発注に限らず、店舗運営においては肉食系でいて欲しい…と考えるのは自分が年齢を重ねたからなんでしょうか。いや、でもやっぱり発売日に切らすのは罪だよなぁ…(;´Д`)

もっとガツガツと、ゲームの知識を吸収し、発注にも活かして欲しいと思った、オーバーウォッチの発売日でした。

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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