ZUNTATAが手がける1枚
ZUNTATA=タイトーの音楽開発部門。
最近買ったサントラ『ダライアスバースト オリジナルサウンドトラック』はそのZUNTATAが手がけているサントラとなっています。ゲームは未プレイだったものの、レビューで高い評価が付いていたこともあり、試聴後、これはいいんじゃないかな?ということで購入しました。
ZUNTATA自体のメンバーは入れ替わってはいるものの、ファミコンがまだ出ていなかったゲーム黎明期から良質のサウンドを生み出し続けています。
ジャケット表。
パッと見はゲームのサントラに見えないですね。ダライアスらしく、海洋生物のシルエットが描かれています。
ダライアスはタイトー(今はスクエニの子会社)が生み出した、名作横スクロールシューティングです。世代的にはゲームセンターの3画面筐体を思い出しますね。
これがその3画面筐体。ロゴもかっこいいです(*´∀`)
当時はこの見た目だけでスゲー!となり、コインを入れてはボスに倒されてましたね。近場にはなかったのと、確か1プレイ200円ぐらいと高かったのであまり遊んではいませんでした。
そのダライアスの系譜であるダライアスバースト[PSP 2010年]のサントラがこの1枚です。
初聴のクセは強いものの、統一感があり聴きやすくなってくる
ジャケット裏面。全28曲が収録されています。
シューティングゲームの音楽のため、テンポの早いデジロックを中心に構成されています。『Good-bye my earth』『Hinder Three』『Hinder Four』『Hello 31337』などが強く印象に残ります。
また、加工されたアジアンテイストな女性の声が曲の随所に入るのが本サントラの特徴です。27曲目の『The world of spirit』などはそれが色濃く現れており、クセがかなり強いです。初聴では一瞬ひるむかもしれません。
ただ、アルバムとしての統一感がしっかり取れており、非常に聴きやすいです。気がついたら通しで聴いていた、みたいな。 『旋光の輪舞』のサントラが"無機質な透明感"だとすると、本サントラは"デジタルな情緒感"がギュウギュウに詰まっています。
サントラ自体の作りは安定
ディスクはピクチャーレーベル仕様。地球の衛星写真にちょっとしたアレンジを加えている絵柄です。個人的にはもっとロゴとか全面に出した絵柄が好きですが、サントラの雰囲気にあっているのでこういったデザインもありですね(*´∀`)
ライナーノーツは全8ページ。曲ごとの解説などは入っていません。複数の作曲家が担当していることもあり、このあたりは実現が難しかったのかも。ただ、毎回サントラレビューで書いているように、各曲解説は一言でも良いので入れて欲しいところです。
未プレイでもまったく問題なし
ダライアスシリーズのサントラを買うのは初めてだったので、多少不安もありました。
ただ、聴いてみるとまったくそんなことは関係ありませんでした。最初聴いたときはその個性的なサウンドに一瞬ひるみました。ただ、聴いていくうちに本サントラの独自の価値になっていることに気づきます。
シリーズを通してサントラを買っているような人が聴いたときにどう感じるかはわかりません。ただ、ゲームサントラ単体としてはかなり良い1枚だと感じました。
ここ最近はあまりサントラを買っていなかったのですが、本サントラはなかなかよい買い物でした。これを機に、他のZUNTATA製サントラも物色していくつもりです(*´∀`)
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