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『燃えろ!!プロ野球』。いろいろな意味で伝説を残した野球ゲーム【ファミコンレビュー】

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ジャレコが1987年に発売

ファミコンで発売した、数々の野球ゲーム。最初のゲームは1983年、任天堂の『ベースボール』でした。

そこから3年経ち、ナムコが『ファミリースタジアム』を投入。完成度の高さに、当時のファミコン少年たちが遊ぶ定番ソフトの1つとなりました。

そして1987年。ファミコン3作目となる野球ゲームが世に生まれ落ちました。それがこの…

 

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燃えろ!!プロ野球

です。

 

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ファミスタやベースボールと違い、リアルな等身の選手&躍動感ある動きをするのはかなりインパクトがありました。野球ゲーム自体が面白い&当時はTV中継黄金期。今のようにネットも無い時代のため、また野球ゲームが出るぞー!うぉぉぉーという感じで、おしょ~を含めけっこう周りの友達も買いました。

 

ですが…

これ、かなりの問題作だったのです。

 

操作性が悪い(特に守備)

当時、野球ゲームの定番だったファミスタは、守備は方向キーで自由に動かせました。

しかし燃えプロの場合、勝手に野手が動くんです。方向キーでも野手は動かせるのですが、キーから手を離すとあらぬ方向へ野手が戻ったりしてしまうため、打球が外野に飛ぶたびストレスになるという状態。

 

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くわえて送球にも難があり、外野からホームへの返球が理由なくズレることがありました。

バックホーム

送球ズレる

キャッチャー後ろにそらす

\(^o^)/

という理不尽が何度も起きるというカオスっぷり。子供心にもこれはちょっとヒドいのでは?と思うレベルの操作性でした。この時点で、ファミスタよりも完成度低いなぁ…と感じるところですが、このカオスっぷりは守備にとどまるところを知りませんでした。

 

伝説のバントホームラン

燃えプロを語る上で欠かせないのが『バントホームラン』

 

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これは強打者がバントして芯付近に当たればホームランになるという、見た目的にも絶大なインパクトがある現象でした。普通に振ったのと変わらない勢いでボールが飛んでいくのはかなりシュール。

バントホームランが明るみになってから色物野球ゲームというイメージがついてしまい、完成度の低さもあって買取価格を含めて暴落。ワゴンの常連という位置を確立してしまいました。個人的に定価で買ったソフトのため複雑な気持ちでした…。

本作は他にもいろいろなバグがあり、今ではクソゲーの1つとして数えられてます。ファミスタの完成度とは比べ物にならなかったため、そうなるのも仕方がなかったですね。

 

新作がPS4でまさかの発売

こんな形で伝説となった燃えプロですが、なんと今度新作が発売します。

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『燃えろ!!プロ野球2016』。

PS4のダウンロード専用ソフトとして、2016年春に発売するとのこと。燃えプロのバグをあり/なしで選択できたり、カラーをエディットできたり新要素を加えています。個人的にはネタ的な印象が強いですが、話のタネに買ってみようと考えてます(*´∀`)

ファミスタは今でも新作が発売するなど末永く続いていますが、燃えプロもまた違った形でユーザーの記憶に残っています。クソゲーではありますが、バントホームランに代表される突拍子もないバグを含め愛されているのかもしれません。

 

【関連サイト】
・燃えろ!!プロ野球2016 公式サイト

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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