ダンガンロンパシリーズ最新作
『ハイスピード推理アクション』から、『コトダマアクション』とジャンルを変えて発売された本作。
発売前はアクションが大丈夫なのかとか心配されていましたが、フタを開けてみれば初週7万本超えとなり、消化率も上々。一時はメーカー在庫切れになるぐらいの売れ行きとなりました。
おしょ~ものんびりとプレイ中です。個人的にはかなり楽しめています。その理由を分析してみました。
先の予想がつかないストーリー
本作では初めて1の直接的な後の物語を描いてます。ゲームの出だしから、1で生き残ったキャラが登場するなど、ファンにとっては垂涎の内容です。
相変わらずの高圧的態度&自信家な十神。1の人気キャラクターであり、2でも登場するなど存在感があるキャラ。プロローグの会話だけでも、あの事件から時間が経っていることを感じさせます。
1の後、世界がどうなったのかもゲーム中で詳しく説明してくれます。おしょ~的に本作を買った一番の理由が『1の続きが知りたい』という欲求でした。それをプロローグの時点である程度満たしてくれるのは良かったです。
また、2とのつながりを予感させるキャラクターも存在。このあたりもシリーズファンにとってかなり興味深いです。
召使いは2のキーキャラクターである狛枝なのかどうか? そして狛枝だったらどうしてこんなところにいるのか?など、いろいろ想像を働かせながら遊べます。明かされていない物語だからこそ、先の予想がつかない。ストーリーメインで買った人間としてはこのワクワク感がたまらないです。
ただストーリーの関係性が強いため、1のプレイは必須です。できれば2も遊んでおきたいですね。
ジャンルを変えたことで生まれた新鮮さ
シリーズものは前作と同じジャンルでストーリーを変えたり、それまでのシステムに新システムを採用したりして発売するのが普通です。しかし、本作はそれまでと違うジャンルのTPS(三人称視点シューティング)です。
このTPSの出来はけっこう普通な感じ。ただ、敵を倒すだけでなく、探索系のコトダマや、頭を使って敵を倒す部分も存在するなど、アドベンチャー要素を上手く加味してあります。
1はその独特のシステムが絶賛されました。そして2ではさらに進化したシステムが登場し、それもかなり評価が高かったです。しかし、根本となるシステムは変わらないため、2は1に比べると鮮度的には若干落ちているですね。これは前作を踏襲するシリーズものの宿命とも言えます。
しかし今回はジャンル自体を変えたため、シリーズファンにとっても根本から新鮮なゲームとして遊ぶことができます。個人的にはシリーズ全体の鮮度を上げることに成功したなー感じました。
なんでもあり、の世界観=ダンガンロンパ、の印象付けに成功
本作にはかなりの数のパロディが登場します。古いものから新しいものまで、すべてを把握するのが難しいぐらいです。ジャンルの変更も含め、ダンガンロンパシリーズはなんでもあり、という感じです。将来的に違ったシステムのダンガンロンパシリーズを生み出すこともできるんじゃないでしょうか。それこそ、RPGだって作ろうと思えば作れるはずです。
野球のピッチャーに例えるなら、ナンバリングがストレートであり、本作は変化球的存在です。ただ、これによるストレートだけでない緩急がつけられる、ということを打者(プレイヤー)に示しました。
おそらく3も控えてるとは思いますが、またこういった変化球も投げてくるでしょう。それを思うとまたワクワクが止まらないですね。ユーザーを飽きさせない、楽しませる姿勢がひしひしと感じられる良作だと思います(*´∀`)
個人的には腐川の成長っぷりが素晴らしいなと。あの事件の生き残りだけありますね。なんか感慨深いです。
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