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忍者じゃじゃ丸くん「いろんなゲームの良い所を上手に取り入れた名作アクション」【ファミコンレビュー】

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ピコカセット第一弾として発売

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スマホのイヤホンジャックに挿してアプリを起動する『ピコカセット』。先日、第一弾ソフトが『忍者じゃじゃ丸くん』になることが発表されました。

 

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ファミコンソフトとしてはそこそこ有名なタイトルであり、ファミコン世代のおしょ~にとっては実際にリアルタイムで遊んだ想い出のゲームでもあります。

タイミング的にもちょうど良いので、今日は忍者じゃじゃ丸くんはどんなゲームだったのかを紹介しますね(*´∀`)

 

ジャレコがUPLから版権を買い取って発売

そもそも、じゃじゃ丸くんは『忍者くん』というゲームのスピンオフでした。

 

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忍者くんは、今は亡きUPLという会社が開発した名作アクションゲームです。ゲームセンターで登場しファミコンにも移植されて人気を博しました。

ファミコンの発売元はジャレコ。『燃えろ!プロ野球』などで知られたゲームメーカーです。このジャレコが移植の際、忍者くんの版権を買い取りファミコンオリジナルの新作として発売したのがじゃじゃ丸くんでした。

 

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これらの話は大人になってから知ったことであり、当時の小学生たちの間では『忍者くんの続編』という位置づけでしたね。

忍者くんの発売から半年後、1985年(スーパーマリオが発売した年)に出ているため、ファミコンブームと相まってかなり売れました。

 

忍者くんのアクションは踏襲しつつ、縦スクロールから横スクロールに

『忍者くん』はジャンプを駆使して上下に移動できました。ただ本作は上下から左右に移動するステージ構成に変わってます。

 

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また『上のレンガにジャンプするとレンガを壊せる』というスーパーマリオに触発されたシステムだったり…

 

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ガマパックンという無敵状態で敵をパクパク食べられるパックマンのようなシステムも搭載。他のゲームの良いとこ取りをしています。

 

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良いとこ取りというとあまりいい印象が無いかもしれません。しかし、これらのギミックは忍者くんでは無かったものでした。わかりやすいパワーアップアイテムも存在したため遊びやすくなってるんですね。

ジャンプの軌道も方向キーで調整ができるようになっているなど、細かい部分の気配りもしっかり。アクションゲームの名作として本作の名前を挙げる人はかなりいるでしょう。

 

シリーズ生みの親のUPLも、じゃじゃ丸を生み出したジャレコも今は存在せず

『忍者くん』を生み出したUPLも、じゃじゃ丸をファミコンで出したジャレコも今は存在しません。

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▲右画面はUPLが後年出した『忍者くん阿修羅ノ章』。個人的に超お気に入りゲームの1つです(*´∀`)

 

ただ、今回ピコカセットという形でじゃじゃ丸くんが世に出るのはリアルタイムで遊んでいた人間としてはなんだか歴史を超えてゲームの魂が受け継がれているようで感慨深いです。

もちろんこれまでにアーカイブスや携帯電話でも登場してはいるのですが、あえてカセットという形で作るのが個人的には応援したくなる一因でもあります。

アクションゲームとしての完成度はとても高いので、ゲーム自体が面白いのかなーと不安な人は安心してください。おしょ~も記念的な意味で手に入れてみようと思います(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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