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『まもるクンは呪われてしまった! アレンジトラックス』。【ゲームサントラ千夜一夜 -第97夜-】

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2016年最初のゲームサントラを5枚一気に購入

今年初めてゲームサントラを買いました!

この5枚はどれもおしょ~が未プレイのゲームです。

北海道にある『ゲームショップ1983』さんをたまに利用させていただいているのですが、ゲームソフトのみならずサントラの品揃えも素晴らしいんですよね。

なので、サントラで良さそうなの無いかなーとラインナップを見てつつ吟味。試聴できるやつは試しに聴いたり評価をチェックして選んでみました。

さて、この5枚から今回紹介するのは…

まもるクンは呪われてしまった! アレンジトラックス

スクロール型シューティングゲームとしてアーケードで稼働し、後にXbox360、そしてプレイステーション3にリメイクされたものが発売しています。

作曲担当は安井洋介さん。恥ずかしながら知らない…と思って調べてみたら、実はテクニクビートの曲や編曲をいくつか担当していた方でした。テクニクビートのサントラは最上級に良い曲が揃っている名盤だったので、ちょっと期待して聴いてみたところ、ものすごく刺さる内容でした!

 

古き好き『ゲーム音楽』のエッセンスが凝縮

おしょ~は1976年生まれ。ファミコンからゲームに慣れ親しみ、それらの音楽も自然に耳で聴いて体に染み付いています。

ファミコンのキャッチーな曲、PCゲームのFM音源など、1990年代前後にはいろいろなゲームでさまざまなメロディが花開きました。当時は容量、音色に限りがあったため、各ハードの制約の中でメロディが構築されていたため、この時代のゲーム音楽には『特徴』があるんですよね。

そして、本サントラに収録されている曲は、どれも昔のゲーム音楽の良さが色濃く感じられるんです。

それは音色であったり、メロディの流れであったり。もはや様式美といえるそれは、おしょ~のようにずっとゲーム音楽を聴いてきた人間にとってとても落ち着くのと同時に心が沸き立ちます!

『Lost Wind (桜の古郷ワールド・後半)』『Will Force (オリジナルミッション)』あたりはファルコム音楽を彷彿とさせますし、『Kinugawa Princess (劇中曲)』はナムコのレトロゲームのような楽しげでキャッチーな曲。『Superhero (最終決戦)』も捨てがたい…。

未プレイでもゲームがプレイしたくなっちゃうぐらい、メチャメチャ聴けるアルバムという印象です。

 

なお、作曲者の安井さんはライナーノーツでこう記しています。

あの頃感じていたゲームサウンドの良さは何だったのだろう? まもるクンでは、そんな失われた青春を呼び覚ますつもりで挑ませて頂きました。世代に関係なく通ずる良さが伝わってくれたら幸いです。

安井さんは本当に古き好き時代のゲーム音楽を愛してるんでしょうね。その想いが曲からひしひしと伝わってきました。こうやって昔のゲーム音楽の想いが現代、そして未来へ受け継がれていくのは本当にいいですね。

 

ゲームサントラ最初の1枚としてもオススメ

もちろんゲーム音楽単体として見ても、とても満足の行く出来です。テンポが良く疾走感のあるゲーム音楽として、ゲームサントラ初心者にもオススメできる1枚です。

 

おしょ~の中でチェックすべきゲーム音楽作曲家として安井さんの名前はガッツリと刻まれました。今回買ったサントラのうち、他にも安井さんが作曲されているゲームがあるので、近いうちにまたご紹介します(*´∀`)

 

※ゲームサントラのレビューは『ゲームサントラ千夜一夜 』とタイトルを変えました。文字通り1001枚のゲームサントラをレビューするまで続けていきますので、末永くよろしくお願いします!

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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