1970~80年代前半のゲームの展示や試遊が楽しめる
『あそぶ!ゲーム展 ステージ1 デジタルゲームの夜明け』。
埼玉にある『SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ』で2015/10/03~2016/02/28まで開催されています。
開催初日となった今日、おしょ~は朝一で会場に行ってきましたよ―!
東京は青梅から、圏央道を使って埼玉の川口西インターまでビューンと一時間弱。渋滞にもハマらず、サクッと到着することができました。
なお、会場内は写真撮影OKで、動画のみNG。朝一(というかほぼ1番)で入場できたので、じっくり見て遊んで撮影してきたのでご覧ください―!
あ、画像多めになってるので、ケータイの人とかはちょっと重いかもしれません。
中はどんな感じ?
会場内はこんな感じになってます。
試遊台がほどよいスペースで点在し、それぞれに説明文がついています。証明も明暗分かれている感じなのがすごく良かったです。薄暗い感じが昔のゲーセンっぽい感じなんですよ(*´∀`)
そして、肝心の試遊台はというと…すごいですよ!
まずはスペースインベーダー!
この筐体はMidway版(海外ライセンス版)。
面白いのが、ゲーム画面を鏡で映してるんですよね。つまり正面に表示されてる画面は鏡で映ったゲーム画面! こうすることで、背景の絵とうまくマッチしているのです。うまいこと考えるものですね。
ニコ生で遠藤雅伸さん(ゼビウスやドルアーガの生みの親)が名古屋撃ちしてた、テーブル筐体のインベーダーも試遊OK! 遠藤さんがお手本を見せてくれたおかげで、自分でもしっかり名古屋撃ちすることができました(*´∀`)
ギャラクシアン!
ナムコ初のシューティングゲームですね。インベーダーをモチーフにしつつ、敵が編隊を組んだりして攻めてきます。おしょ~はファミコン版でよく遊んでました。確か初めてスプライトを使用したゲームだった記憶が。音もしっかり出てます!
平安京エイリアン!
東大生が開発したゲームで、穴を掘り、落ちたエイリアンを埋めるというゲーム。碁盤目状のフィールドでうろつくエイリアンに対し、プレイヤーができることは『穴を掘る』『穴を埋める』だけ。なので、基本的に穴を自分の周りに掘って、落ちるのを待つというプレイングになります。
ゲームの音とか今聴くとけっこうカオス。やられるとプレイヤーが昇天する演出があったり、独特の雰囲気があるゲームです。漫画『ゲームセンターあらし』でも取り上げられていましたね。
『PONG(ポン)』は残念ながら調整中でした(2015/10/03現在)。しかし、実際の筐体を見て触れただけでも感動です。
これだけ多くの筐体を集めるのには本当大変だったはず。しかも試遊できる状態にしてあるだけでもスゴイです。日によって遊べるゲームは違うとのことですが、見たところだいたいは遊べていたので、そのあたりはあまり気にしなくていいかもしれません。
試遊以外の展示も見どころいっぱい
ゲームの試遊以外にも、会場には見どころがたくさんです。
入ってすぐ右にあるデジタルゲームの年表。
国内、海外を問わず、黎明期から1982年までの出来事が詳細に書かれています。一度試遊してから再び見ると、その遊んだゲームの古さに気づいたりして驚きます。
世界初の家庭用ゲーム機『オデッセイ』の実機も。発売日が1972年なので、おしょ~より年上です。現在(2015年)から43年前にこれで楽しんでた人がいると考えると感慨深いですね。
なお、開催期間中にオデッセイの試遊イベントを実施予定とのこと。これは再びいかねば…!
実際に使われたインベーダーの基盤や生みの親、西角友宏さんのインタビュー映像。ゲームウォッチの現物や、ゲーム内で使われた技術の説明など、おしょ~の中ではゲームの世界遺産展みたいな感じでしたね。
特にインタビューはご本人の口からいろいろなエピソードが語られるため、恥ずかしからずにヘッドホンをして聞くことをオススメします!
おしょ~のオススメ試遊ゲーム ベスト3
2時間弱の滞在で遊べるゲームはすべてプレイして大満足(*´∀`)
試遊できたゲームから、おしょ~的にオススメゲーム3つを選んでみました。
3位 スペースフューリー
初見だったゲームですが面白かったのがこれ。
世界初のカラー方式ベクタースキャンモニタを搭載したゲームとのことですが、動きがめっちゃなめらかなんですよ。全方位から来る敵や敵弾を撃ったり避けたりするシューティングゲームで、その動きの良さから連続で遊んじゃいました。
線で構成された画面も、なんかすごく鮮やかで。今のゲームが持ち得ないシンプルさと動きの良さが素晴らしい逸品でした(*´∀`)
2位 スピードレースデラックス
おしょ~が小学生のころ、団地のゲームコーナーでかなり遊んだレースゲームです。名付けるなら…
最 終 鬼 畜 レ ー ス ゲ ー ム
でしょうか。
操作はハンドルと、ギアのロー、ハイだけ。最初は路肩からスタートし、実際に道路に出るとスピードが上がっていきます。上から来る敵車を避けていけば、どんどんスコアが上昇していく、単純なレースゲームです。敵車にぶつかると右下の路肩に戻り、再スタートです。
再スタート、なんですが…。
ここからが鬼畜の始まり。再スタートは路肩から道路に出るのですが、この出た瞬間はギアがローでもスピードが乗るまで多少時間がかかります。そして、そのスピードが乗るまでに敵車にぶつかられるんですよ。
後 ろ か ら
再スタート時の自車は画面下から5cmぐらいの距離で走り始めます。その画面下からヌッと出てくる敵車。当然避けられるわけありません。
ズゴゴゴーッ!(やられる自車)
↓
再スタート
↓
路肩から道路へ
↓
ズゴゴゴゴーッ!(以下繰り返し)
リスタート0.1秒で死亡する鬼畜なシステム。すごすぎて逆にニヤニヤしちゃいます。あ、スタートさえ上手く行けばけっこう面白いですよ(*´∀`)
1位 テニス・フォー・ツー
1958年に発表された最初期のコンピューターゲーム。
Wikipediaによると
「研究でコンピュータを使っている人だけでなく、不特定多数の人に遊ばれた」「遊んだ人も大いに楽しんだ」「ブラウン管表示を使う」「リアルタイムインタラクティブ性のある」ゲーム
とのこと。
試遊できたのはエミュレータでしたが、当時のゲーム性を楽しめます。今から57年前にこのゲームで楽しんでいた人間がいるという事実はちょっと感動しちゃいました。
厳密にはアナログコンピュータゲーム、ということで実際にデジタルコンピュータで同じようなものができるまでにはかなり時間がかかったそうです。
当時、これを遊んだ人間の衝撃は本当にすごかったでしょう。そんなことを想像しながらプレイすると、ゲームの歴史がもうかなりの長さになっていることを実感できます。
見た目はシンプルで、かつエミュレータではありますが、今回のゲーム展で一番触れてほしいなと思ったゲームです。
ゲームの歴史&進化を生で感じられる、最高の展覧会
いやー…素晴らしい! 朝一で行ったかいがありました。
試遊ゲームの多さはもちろん、実際の筐体を目の当たりにできたり、資料的な展示もしっかりしています。ゲーム黎明期からの歴史を、生で感じられるのはものすごく良いです。
岩谷徹さんによるパックマンの手書き資料。こういった資料は貴重ですし、生で見られるのは感動しますね。
おしょ~は1人でしたが、家族連れや中学生ぐらいの女の子が3人ぐらいで来ていたりするのも良いですね。昔遊んだ人は懐かしさに浸れますし、若い人は逆に新鮮でしょう。こんなゲームで遊んでたの!?みたいな。
今回はステージ1、ということで好評ならステージ2もあるでしょう。その際はぜひまた足を運びたいですね。ていうか、オデッセイの試遊があるなら絶対また朝一から行きますし、値段も倍ぐらいにあげてもいいんじゃないかしら、って思うぐらい素晴らしかったです。
2016年2月28日まで開催しているので、近くの方はもちろん、遠方から足を伸ばす価値は200%あります。ぜひ、たくさんの人にこのゲーム展を見て欲しいですね(*´∀`)
これから行こうとしている人のために
さてこのゲーム展、ちょっと入り口というかたどり着くのに多少迷いやすいです。
そのため、会場までの行き方を画像でまとめてみました。おしょ~は車で行ってきたので、来場する人の参考になればうれしいです。
①地下駐車場から、エレベーターに乗って1Fへ
↓
②エレベーターを降りて右側の入り口へ
↓
③中に入ったらすぐ右へ
↓
④突き当たりの入場券自販機で券を購入(9:30から購入可能)
↓
⑤カラフルな入り口を登って行き…
↓
⑥映像ミュージアム内を通ります。
↓
⑦3Fへの階段があるので、それを登ります。
↓
⑧階段を出たら右へ。なんか放送室みたいなところに出るので、間違っちゃったかとちょっとビビりますが大丈夫。
↓
⑨2つに通路が分かれているので、黒い壁のあるほうへ歩いていけば…
↓
⑩到着です!
さぁ、夢の空間がまってますよー!
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