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【レビュー】『あすか120%スペシャル BURNING Fest.』。搭載システムの数が圧倒的だった格闘ゲーム

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知ってる人にはたまらない1本

格闘ゲームとしての知名度はかなり低い反面、プレイした人の評判がとても高いのが本作です。

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あすか120%スペシャル BURNING Fest.[PS1]

もともとパソコンで発売され、数々の家庭用ゲーム機へ移植されました。キャラ追加やバランス調整など多くの調整がされた中、PS版は家庭用で2つ目の移植版として登場しました。

今見ると、パッケージ絵柄はかなり古くデザイン的には厳しいものがあります…。

しかし中身は恐ろしい数のシステムが盛り込まれつつ、対戦して楽しいという奇跡の完成度を誇っていました。

 

システムの搭載量は圧倒的

格ゲーのタイプとしてはオーソドックスな2人対戦。しかし、搭載システムの豊富さは群を抜いています

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搭載されたシステムを列挙すると…

①相殺
②ガードキャンセル攻撃(ガーキャン)
③ダッシュ攻撃への連携
④叩きつけ攻撃
⑤受身
⑥ジャンプキャンセル
⑦2段ジャンプ
⑧オートガード
⑨避け
⑩チェーンコンボ

という感じ。

それぞれ2、3個であれば他の格闘ゲームにもありました。しかしこれら全部が同じゲームに含まれているのは、1996年当時としては本作シリーズのみでした。

 

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これだけのシステムが搭載されているなら、さぞ難しいことだろう…と思いきや、本作は初心者がプレイして楽しく遊べる格闘ゲームの代表的存在だったりします。

まず必殺技のコマンドがとてもカンタン(どのキャラも3つのみ)であり、初心者も技が出しやすいんですね。

それに、攻撃ボタン連打で技がガンガンつながる仕様のため、とりあえずのガチャプレイでもそれなりに遊べるというのも良かったです。相殺してもゲームが仕切り直しにならないため、ガンガン攻撃できるバランスなのもGOOD。

それこそ友達の部屋に数人で泊まりこみ、1日ずっと遊んでも「もっと遊びたい!」というレベルで夢中になれました。

 

1996年には早すぎた格闘ゲーム

めまぐるしく変化するゲーム展開、豊富なコンボルートもあり、本作を友達とプレイした人はほとんどが好評価!

しかし、当時はバーチャファイター2や鉄拳2など、3D格闘ゲームのブームが巻き起こっていました。2D格闘もKOFなどさまざまなタイトルが登場していた時代のため、家庭用で出た本作は、広いユーザーに注目されることは残念ながらありませんでした。

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ただ、初心者も上級者も楽しめる点についてはトップクラスの間口の広さを誇る本作。数々の斬新なシステムを多く搭載したことで、今プレイしても違和感なく楽しめることでしょう。

いや本当、地上下段技始動から吹き飛ばし攻撃に持っていき、そこから空中に浮き上がらせてエリアルコンボを決め、最後は空中吹き飛ばしでフィニッシュ!みたいに連続技の気持ち良さは数ある格闘ゲームでも最高レベル!

 

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▲個人的に好きだったキャラ『山崎竜子』。クイックドライバーという打撃投げが強力で、下段すかし&連続技に何回も組み込むことができました。

 

今はゲームアーカイブスで遊ぶことができるのも嬉しいところ。友達と集まってなんか対戦したい、という場合に本作をダウンロードして遊んでみることをオススメします。DL料金分を超えた盛り上がりになるはずですよ(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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