『ポートピア連続殺人事件』から30年
おしょ~が一番最初に遊んだアドベンチャーゲームは、ファミコンの『ポートピア連続殺人事件』でした。
そこから30年。今だに新作のアドベンチャーゲームを買っているあたり、相当好きなジャンルです。でも、なんでここまで好きなのか? あらためて考えてみました。
①毎回、新鮮な気持ちでプレイできる
どのゲームも個性的なストーリーが存在。そのため毎回、新鮮な気持ちでプレイできます。
シリーズもののゲームだと、基本的なシステムが前作から踏襲されており、面白さの核部分が予想できることがけっこうあります。それ自体は悪いことではないのですが、新鮮さ、という面では1作目の感動に比べ薄くなってしまうことが多いです。
逆にアドベンチャーの場合、「メッセージを読み進める」という基本的なシステムは同じです。ただ、キャラクターや設定などは毎作品で違います。シリーズものでも舞台やキャラクターがガラリと変わるものがほとんど。なので、鮮度は毎回MAXなんですね。
加えてシステムでも独特なものを採用することもあり、その点でも新鮮さを感じることができます。
▲海外でも評価の高い『善人シボウデス』[VITA,3DS]。物語の面白さに加え、謎解き要素も。ルート分岐を物語に組み込んだ好例です。
▲中澤工さんがプロデューサーを務めた『ルートダブル』[Xbox360,PS3,VITA]。エニアグラムを用いた独自システム『Senses Sympathy System』を採用。他人に対する共感度合いを自分で選ぶため、普通の選択肢とは違った緊張感がありました。
②明確な終わりがある
狩りゲー、やりこみ系のRPGだと、クリア後が本番という側面があります。レアアイテム、装備を集めることに血道を注ぎ、出たときの達成感を味わう。これはゲームの面白さの1つです。
しかしその場合、明確な終わりがありません。プレイヤーが自らの意志でプレイをやめない限り、ずっと遊べます。
一方、アドベンチャーゲームの場合、話の総量は限られています。ルート分岐などはあるものの、最後のエンディング、というのが存在し、そこまで遊んだら一区切りが付くんですね。
既読100%などのトロフィー系やりこみはあるものの、最後のエンディングを見ればそこでプレイを止められるわけです。
▲クリアしたあとの考察が本番という、Remember11のような例も。ただコレは稀なケースであり、基本的に最終エンディング、トゥルーエンディングを見れば物語としての終わりを迎えることになります。
いろいろなことに時間を使うようになった現代では明確な終わりがあるのはありがたいです。止め時を明確に指定してくれているので、プレイヤーの気持ち的にも「よっしゃ終了!」と気持ちの整理がつくので、次のゲームを遊びやすくなります。
③「ながらプレイ」ができる
おしょ~はご飯を食べるとき、撮りためたアニメとか映画とかを観たりしています。ただ、アクションやRPGなど、コントローラ操作を必要とするゲームは食べながら遊ぶ、というわけにはいきません。
しかし、アドベンチャーゲームには『オートモード』が搭載されています。これは、ボタンを押さなくても自動的にメッセージを進めてくれる機能です。表示スピードなどを調整する必要はありますが、これを使うことによりコントローラ操作せず、メッセージを読み進められます。
おしょ~は一人暮らしなのを良いことに、ここ数年は『ご飯食べながらオートプレイ』をよくやってます。基本的にボイスはすべて聴いていくスタイルのため、オートプレイがちょうど良い、ってのもあります。
ご飯を食べる、洗濯物をたたむ、など、他のことをしながら遊べる点で、アドベンチャーゲームは他ジャンルに比べ、プレイ時間が作りやすく遊びやすいです。これも遊ぶ理由の1つですね。
今後もアドベンチャーゲームを遊びたい
かれこれ30年も遊びつづけてまったく飽きないアドベンチャーゲーム。
▲アドベンチャーゲームというジャンル名の由来になったゲーム『コロッサル・ケーブ・アドベンチャー』(1976年)。おしょ~と同じ年に生まれ。
小説や映画が無くならないように、アドベンチャーゲームも続いていくでしょう。物語、というのはずっとずっと昔から存在するものであり、人の歩みとともに生み出されていきます。そのため今後も面白く、ワクワクするゲームが生み出されてくるでしょう。
反射神経を必要としないことから、年齢を重ねても遊べるのもいいですね。これからもずっと遊び続けていきたいゲームジャンルです。
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