「遊ぶ前にAmazonで星いくつかチェックしてみよう」
なんて人、いませんか?
実はそれ、今まさに遊ぼうとしているゲームを、自分でつまらなく感じる方向に持っていっちゃってる可能性があるんです。
仮に星が3つだとしましょう。それを見たときあなたは「ああ、フツーぐらいの面白さなんだな」と思いますよね。
で、いざゲームを遊びはじめます。でもプレイする前から、あなたの脳は『これから遊ぶゲームは、世間的に普通ぐらいの面白さなんだよな』という意識を持ってしまっています。
■人間の脳は、最初に見聞きしたことを正しいと考える
いわゆる先入観です。
先に脳に入っている情報というのは、後から入ってきた情報に対して非常に強いです。しかも『これまでの知識を正しいとして判断する』というクセまでついているのが困りもの。
さらにタチが悪いのは、人は『自分が考えていることが正しい』と思いがち、という点です。
つまり、Amazonレビューの評価を見た瞬間、その人の脳はその評価に対し、無意識的に正しいと思ってしまうんですね。それからゲームを実際に遊んでも、それは後から入ってきた情報になり、正しいと思っているAmazonレビューの評価とつきまとうわけです。
この状態で、果たして買ったゲームへ対し正常な判断ができるでしょうか? とても良いゲームなのに、細かい部分で多少気になる所があったら「やっぱ星3だからなぁ…」みたいに、その気になる部分を大げさに捉えてしまうことも。先に見た情報があるからこそ自分の頭が面白くない、みたいなレッテルを勝手に貼ってしまい、プレイ意欲が減退してしまう…なんてことも起こりえます。
■レビューに付いた星の数はあてにならない
Amazonは多数の商品を取り扱い、そのレビューも書き込めるようになっています。レビューの星の数や文章を参考にする人もかなりいるでしょう。
しかし、ちょっと待って下さい。
その星を付けた人は、どんな人でしょう?
顔も知らなければ、名前や年齢、どんなゲームが好みなのかわかりません。レビューに細かく書いてくれる人もいますが少数です。加えて、レビューを書く人はそのゲームに対し思い入れがあることが多く、それだけに冷静に評価できていないケースも見かけます。
加えて、ネットで何か取り上げられると、面白がって低評価ばかりをつける人も出てきます。結果、正当な評価が数の暴力に埋もれてしまったりも。
▲PS2のRPG『マグナカルタ』。個人的にはED間際の展開を除き全体的に満足していたのですが、ネット評価では『ロードが遅い』という低評価がかなりついていました。世間の評価と自分の印象がまったく違うことがある、ということを意識したゲームです。
■他人の評価を見ず、まっさらな状態でプレイするのがオススメ
年に20本ぐらいゲームを遊んでいますが、自分が買ったゲームの評価を、プレイ前に確認することはほぼありません。それは、自分の判断が他人の事前情報によって感性が鈍るのが怖いからです。
もちろん、ネットの高い評価で気づける(ノーマークだったシュタインズゲートとか)こともあります。また、自分の好みにあったゲームをレビューしてくれて、かつ評価もだいたい合っている、なんてレビュアーさんやゲームブログを見つけたらその場合は信頼してOKです。
ただ『なんとなく』で、先に遊んだ人の評価が気になるから、でネットレビューを見てしまうのはオススメしません。自分も遊ぶ前に評価をみてしまいプレイのモチベーションに影響したことがあります。遊ぶ前に他の人の評価を脳にインプットする、という行為はゲームを純粋に楽しむ上で必要ありません。
最初はただ感じるままに、俺は遊ぶ!のが良いでしょう(*´∀`)
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