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雑記

自分のためにゲームやアニメを槍玉に上げる人たち

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交際男性を殺害した女性が「アニメを真似た」と語る

交際していた男性を牛刀で刺したあと、金属バットで殴って殺害した女性が先日逮捕されました。

その女性は「殺害方法はアニメを真似た」と語ったそうです。

 

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で、そのニュース画面。

個人的には違和感がありますね。

なぜ、殺害方法でアニメを真似たからここまで強調されなければいけないのでしょうか。少なくとも映画や小説などであれば、これほど強調はされなかったでしょう。アニメのせいで人を殺した、と受け取らせたいのかと勘ぐってしまいます。

アニメやゲームはこういった事件が起こった場合、槍玉にあげられることがすごく多く感じます。特にTVニュースではそれが顕著です。

 

犯罪に手を染める人格の問題

アニメの数は10年前に比べて倍以上に増えました。

しかし犯罪率はそれと反比例して低下しています。2010年からは犯罪の死亡被害者数がはじめて1000件を下回り、2013年では819件とさらに減少しているのです。

そんな状況の中、『殺害方法はアニメを真似た』とテロップで大きく表示するTV局の姿勢には疑問を抱かざるを得ません。

結局、犯罪をおかすかどうかは人格の問題であり、アニメやゲームのせいにするのってお門違いなんですよね。アニメを見たから人を殺すのではなく、人を殺すに至る動機が生まれた過程な環境などにもっと焦点を当てて放映すべきと感じます。

 

現実が直視できていない人たちが自分のために叩く

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某TV局の社長は「視聴率低下のきっかけは震災」と語っています。震災によりワクワク感やドキドキ感が絵空事に見えてしまうようになった、と。

はっきりいって、見当はずれもいいところです。

この方の言っていることが正しいなら、世の中のエンタテイメント事業はすべて業績が悪化してしまっているはずです。ですが、現実はそうではありません。日テレとかテレ東とか業績上がってますよね。

ちなみにウチの場合、震災時はゲームを買い求めに来る人が増えていました。世の中の人がワクワクやドキドキを絵空事に見ていたなら、とてもゲームなんて買う気になれなかったでしょう。暗いニュースが連日TVを賑わせる中、楽しい体験や喜びを感じたいと思った人が買いに来てくれたのでしょう。

 

話は変わって一時期世に知られた『ゲーム脳』という言葉、みなさんご存知でしょうか。提唱者の森昭雄さんは今どんな著書を出しているかというと…

 

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ネ ト ゲ 脳

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、ですね。この人はゲームというものにものすごく個人的な憎しみを抱いていて、それを批判できるならもはや何でも良いのでしょう。

TVがアニメやゲームを槍玉に上げる姿勢もこれに似たような印象です。アニメやゲームは低俗なものだからダメ、犯罪に繋がる悪いもの、というレッテルをとにかく貼りたがってます。いつになったらこのあたりの考えから脱却できるんでしょうか。

 

ゲームやアニメは良いものだ

少なくとも自分は一般の人の数十倍、ゲームやアニメを楽しんでいます。それぞれいい影響を受けていますし、何より人生が楽しく彩られたことは間違いありません。

ゲームやアニメの製作者も、遊ぶ人観る人に楽しい体験をして欲しいと思い製作しています。もはや映画や小説と同じく文化でありエンタテイメントの一角をしっかり担っているのです。

こういった穿った報道姿勢が早く改善され、エンタテイメントに対しての理解やスタンスが変わればいいですね。

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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