80年代のゲームキャラが多数登場
先週9/12(土)に公開された映画『ピクセル』。
公開初日に観に行ってきました!
パックマンをメインに据え、ドット絵テイストが新鮮な日本版映画ポスター。
映画館には男の子を連れたお父さん、小学生の女の子とおばあちゃん。高校生ぐらいの女子2人連れ、そしておしょ~ぐらいのアラフォー男性といろんな世代が見受けられました。
レトロゲームのキャラクターが実際に動きまわるのが良い
本作は80年代のレトロゲームに出てきたキャラクターが数多く登場します。
ドンキーコング、ギャラガ、パックマンなど、当時のファミコン少年が反応するようなキャラクターがドット絵テイストを保ちつつ動くのは感動です。
2Dのキャラを3Dで動かすためにしっかり動きを考えて作っているのはとても好感が持てますね。実際、パックマンが動いているところはリアルタイムで遊んだ身としてとってもワクワクしました(*´∀`)
街の物体を破壊していくパックマンの迫力はかなりのもの。敵に回るとこんなに手強い存在だったと痛感できます。
パックマンの生みの親である岩谷徹さんも出演。いい演技されてました(*´∀`)
登場キャラやゲームはアーケードゲームが対象のため、日本で知られているもの、そうでないものと分かれています。ただ、テイストとして出てくるキャラの造形や動きはとても素晴らしいです。動いているのを観るだけでニヤニヤしちゃいますね。パズルゲーム『テトリス』のブロックもチラッと映画中に出るのですが、その攻めてくる方法がユニークでお気に入りだったりします。
ストーリー展開は平凡
レトロゲームキャラの造形の見事さと裏腹に、物語の流れは目新しいものではありません。
宇宙から侵略者が来て、苦戦し、それに対応し、勝利する。ハリウッドSFアクション映画の典型的なストーリーです。
また、登場人物の掘り下げ、仲間同士の信頼関係や想いの描写が足りていないと個人的には感じました。子供時代に関わった親友やライバルと大人になってから協力する流れはもうちょっと熱くできたはず。吹き替え版の声優陣はけっこう豪華でしたが、それを活かしきる人間描写はされていません。このあたりはもう少し練って欲しかったところ。
ゲーム少年だったアラフォー男性は一度観るべし
レトロゲームをリアルタイムで遊んでいない若い人は、レトロゲームテイストを盛り込んだ映画として頭を空っぽにして楽しめるでしょう。
ただ、本作は当時ファミコンやアーケードゲームに夢中になったアラフォー男性に観て欲しいです。
子供時代はたくさんゲームを遊んだけど、大人になってそれが活かせる職業に付いている人はごくわずか。大半の人がゲームとは関係ない仕事で日々がんばっています。ゲームが上手でも人生においては無駄な時間と感じてる人もいるかもしれません。
では、子供時代ゲームを遊ばなかったほうが良かったのか?
おしょ~的な答えはNoです。
無駄な時間を含め、自分の人生を形作るものです。否定するより、受け入れたうえで心にしまうも良し、今の時代ならその想い出を世の中に発信して反応や共感を得ることもできますし。要はとらえ方だと思うんですよね。
個人的に『自分においてのゲームとは何か?』を考えさせてくれる映画でした。おしょ~のような昔ファミコンでブイブイ言わせていたアラフォー男性は、週末にフラッと観に行くといいかもしれません(*´∀`)
【関連サイト】
・映画『ピクセル』 公式サイト
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