実家で発掘してきた、カセットテープ版ゲームサントラ
今日実家に帰って、引き出しの中を見てみたら懐かしいものが発掘されました。それは何かというと…
カセットテープ版のゲームサントラたち!
カセットテープって何?という若い人はWikipediaを見てください。今はCDが主流ですが、それ以前はカセットテープと呼ばれる磁気テープ媒体が音楽を聴くのに使われていました。
これは交響組曲ドラゴンクエスト3のカセットテープです。中に見えるのが磁気テープですね。直接指とかで触らないようにプラスチック型のケースに入れられています。原理的にはビデオテープと同じ感じですね。
昔はこれをカセットデッキに入れて、再生していました。映画のフィルムのように回してデッキが磁気テープ部分を読み込んで再生していたため、CDのように1曲リピートや、好きな曲を選んで再生、なんてことはできません。
好きな曲を繰り返し聞くには
再生→巻き戻し→再生→巻き戻し…
のようにしなければいけません。なので、基本的には通しで聴くことがほとんどでした。
今でも普通に聴けるのか?
さて。このカセットテープたち。今から25年以上前の代物です。磁気で記録されているため、消えていてもおかしくありません。というわけで実家からの帰り、わざわざ新しくカセットデッキを購入して、再生実験をしてみました!
サントラは全部で5つ。
・グラディウス2 ゴーファーの野望
・交響組曲ドラゴンクエスト3
・オリジナル サウンド オブ 沙羅曼蛇
・ファイナルファンタジー3 悠久の風伝説
・ドラゴンスレイヤー伝説
これらを再生して、すべて動画で録ってみました。直録りなので画像や音質はアレですが、ちょっと聴いてみてください。曲はそれぞれのサントラの代表的な部分を抜粋してあります。
▲グラディウス2 ゴーファーの野望(ゲーム開始~ステージ1)
▲交響組曲ドラゴンクエスト3(冒険の旅)
▲沙羅曼蛇(第1ステージ)
▲ファイナルファンタジー3 悠久の風伝説(ドーガとウネの館)
▲ドラゴンスレイヤー伝説(ザナドゥシナリオ2 オープニング)
すべて普通に再生して聴くことができました!
いや、正直いくつかはダメになってるかなーと覚悟してたんですよ。さすがに28年とか経ってるヤツもありますし。しかし意外や意外、ぜんぶのサントラが無事でした。普通に再生もできますし。カセットテープの耐久性はなかなかのものですね。
ノイズも含めてマイルドで味がある音質
安いカセットデッキではありますが、聴いてみた感想は『味がある』です。デジタルのCDと違いレコードと同じようなアナログ媒体のため、音の波をそのまま記録することができます。デジタル媒体の場合0と1の羅列のため、極端に言えば波の形をギザギザで記録しています。それに比べると自然の音に近い記録をするのはアナログ媒体のほうが優れていると言えるでしょう。
しかし、アナログ媒体は『劣化』します。寒暖差で磁気テープの伸縮や、それこそ磁石に近づけたりすると消えます。またCDでも近年、ハイレゾと呼ばれるより記録情報量の多い音楽データも登場しています。アナログ媒体と比べても、人間の耳では違いがわからないぐらいになっているそうです。
ただ、なんか今回、カセットテープの音を聞いてみて、すごく安心したんですよね。落ち着くというか。なめらかな自然な波が感じられた気がします。
古いゲームミュージックのサントラ、それもカセットテープはもう手に入れるのが困難なので、今回実家から見つかったこの5つのサントラは、後生大事に保管しておきたいと思います(*´∀`)
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