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『ファイナルファンタジー14 新生エオルゼア オリジナルサウンドトラック』。未プレイでもFF14が遊びたくなる魅力あふれる1枚【サントラレビュー No.085】

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新生版FF14のサントラ

ひさびさのサントラレビューは…こちら!

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A REALM REBORN:FF14 オリジナルサウンドトラック

FF14はプレイしていない自分。ではなぜこのサントラを買ったのかと言うと、プレイしている人から『かなり昔のFFの曲とかアレンジされてたりする』と耳にしたからです。

リアルタイムでFF1を遊んだファミコン世代のおしょ~としてはファミコンやスーファミあたりのFFは思い出深く、音楽もしっかり耳に残っています。

サントラ自体の評価も高く、ここはいっちょ手を出してみよう!ということで購入に踏み切りました。

 

収録曲数は驚きの119曲!

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本サントラの収録曲数は1枚組にもかかわらず119曲、6時間48分の大ボリューム! 普通のCDではとてもじゃないですが入りきりません。

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ですが、本サントラはブルーレイディスクを採用。だから119曲もの音楽を入れることができたんですね。加えて高音質のハイレゾ音源(96khz/24bit)、高品質な映像も収録。

 

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▲帯にはブルーレイディスクのロゴが。

 

このあたりはゲームサントラとしてはとても意欲的な試み。ブルーレイが再生できる環境が必要ですが、今はPS3やPS4なども普及しているので、ゲームユーザーであればそれほど問題ではないかなーと。

ディスク内にはMP3データもあるので、iTunesに入れるときはこのデータを使えばOKです。再生用と合わせて曲データが2つあるっていうのは大容量だからこそ実現できたことですね。

 

過去曲のアレンジは大満足の一言

さて、過去のFFで使われていた曲のアレンジですが…これはもう最高です。

シリーズ定番のプレリュードのアレンジ『Prelude – Discoveries / プレリュード ~冒険の序章~』は壮大で広がりを感じさせてくれます。

FF2の通常戦闘曲をアレンジした 『Battle Theme 1.x / 戦闘シーン1.X』。FF3のダンジョン曲アレンジである『Hubris / 傲慢』『Ever Upwards / 天上へ』はもちろん、ボス戦で流れる『Tumbling Down / 奈落へ』は感涙です。

昔の曲が新しいFFに使われるというのは、なにかこう感慨深いものがあります。

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そしてそして。

シークレット曲として入っている『Battle on the Big Bridge Reborn / ビッグブリッヂの死闘 ~新生~』。FF5においてギルガメッシュとの2回目の戦いで流れる曲であり、シリーズにおいても非常に人気の高い楽曲です。

どういう風にアレンジされているのか楽しみだったんですが…素晴らし過ぎます。あの印象的なメロディラインを力強いギターで奏でつつ、弦楽器やキーボードが絡んでくるバランスはまさに絶妙。

原曲のイメージをしっかり保ちつつ、アレンジとしての良さを確立している鳥肌モノの1曲です。この1曲のために本サントラを買ってもいいんじゃないかってぐらいのクオリティですね。

 

作曲者は祖堅正慶さん

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FF14はいわゆるリメイク前の『根性版』と呼ばれるバージョンと、1から作りなおされた現行の『新生版』があります。どちらも作曲者は祖堅正慶(そけん まさよし)さん

 

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この方、おしょ~はこれまで知らなかったのですが、かなりバリエーションに富んだ曲を作る方だな―と感じました。

特に気に入ったのは静かな曲では『Saltswept / 潮風香る街』。遠い異国の街、そして寂寥感を感じさせる曲調でずっと聴いていたいようなメロディです。

 

titan

戦闘曲では『Under the Weight / 過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~』。ドラムを全面に押し出した激しさMAX!な曲で『すごい』曲です。

男性ボーカル&コーラスが特徴なんですが、荒々しさに満ちていて、熱さや力強さ、圧迫感がものすごいです。本サントラで一番印象に残りました。FF14ではこんな良曲を聴きながら戦っているんだなーと、ちょっとうらやましくなりました。

 

FF14を遊びたくなる力を持ったサントラ

先に書いたように、おしょ~はFF14を遊んでいません。

以前、某オンラインゲームにどっぷりハマっていたこともあり、MMORPGの持つ面白さの本質部分は味わったからです。

 

ただ、このサントラを聴くと『これらの曲を聴くためにプレイがしたくなる』んですよね。それぐらい魅力的な曲が揃っています。

FF14はまた最近、新しいサントラが発売しています。プレイするかはさておき旧版のサントラも含め、ちょっと手に入れてみるつもりです。

FFの音楽といえば個人的に植松さんのイメージがありました。ただ本サントラを聴いてみて感じたのは、時代は変化し音楽面でも移り変わっているんだな、ということでした。

自分のようにFF14未プレイの人間でも問題なく、良質な楽曲の数多くを楽しめる1枚です(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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