ファミコンで出た聖闘士星矢の十二宮編完結編
ファミコン時代、週刊少年ジャンプで好評連載中だった『聖闘士星矢』。人気を受けてゲームも発売したんですが…
まだ十二宮編が連載途中
そのため、初代ファミコン星矢は十二宮編の後半、出てこない黄金聖闘士がいたり、ラスボスが教皇ではなかったりと消化不良な部分がありました。そして十二宮編が完結したあと、満を持して登場したのが本作です。おしょ~の兄も星矢が大好きだったので、お年玉を合わせて買いました。やっぱり少年時代はこういった原作マンガ、アニメのあるゲームが魅力的に映ったものです。
■道中を経て十二宮に突入
アクション面が強化された本作は、道中は横スクロールアクション。星矢たち青銅聖闘士をあやつって十二宮の各宮へ向かっていきます。
ただ、以外と難易度が高いんですよね。ここで必要以上にコスモ(小宇宙)とライフを削られてしまうと、黄金聖闘士との戦いが非常に厳しくなります。なぜなら、黄金聖闘士の強さはハンパじゃないからです。
■激烈な強さの黄金聖闘士
道中と違い、黄金聖闘士との戦いは疑似3D画面でのコマンド選択+回避アクション。黄金聖闘士が使ってくる必殺技はどれも強力で、後半になるとまともに食らうと一撃で小宇宙もライフも戦闘不能近くまで追い込まれてしまいます。特に小宇宙が減らされてしまうと、自分の攻撃力がガタ落ちするので、初撃は特に技を避ける必要があるのでですが
相手の技を避けるのが激烈に難しい!
んですよ。
相手が必殺技を叫び、撃ってくるわずかな時間で左右の方向キーを押して避けるシステムです。ただ、この避けるタイミングがとにかくシビア。上手いタイミングで押さないとその場で棒立ちになってまともに技を食らってしまうし、かといって左右に動けてもその度合いによってはやはり食らってしまう…。
特に後半は仲間たちが原作通り黄金聖闘士と相討ちになっていくため、4人でゴリ押すこともできないのでホント涙目でした。当時のファミコンの難易度を象徴するような難しさ。黄金聖闘士ってやっぱすげぇ強いんだなぁって感じられます。
▲この必殺技を叫び終わるぐらいの瞬間が避けるタイミング。ホントにむずかしかった…。
■簡素なエンディング
スタッフロールなどはなく、会話イベントで完結するエンディング。ここら辺はキャラゲー的な力の抜きっぷりが感じられました。
▲この画面がエンディング画面。さすがにアテナ像とか十二宮の夜明けとか、もうちょっとやりようがあったんじゃないかなぁ。
ただ、振り返ってみると黄金聖闘士との戦闘が難しい反面、やりごたえに満ちていたのでトータルとしてはかなり満足感がありました。戦うキャラも選べるのでわざと原作と違った組み合わせで挑んだりする楽しみ方もできました。良くも悪くもキャラゲーとして及第点の作りとなっています。
本作から26年後、原作マンガのゲーム化は尽きることなく続く現代。子供のころに遊んだゲームはプレイ時間が長くなることもあり、深く心に刻まれる想い出になります。制作者もそれを肝に銘じて、子供だましのものを作るのではなく、ゲームとして面白いものを世に送り出して欲しいですね。ひいてはそれがゲーム自体の楽しさを伝え、またゲームを買おう!って気になるはずなので(*´∀`)
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