アトリエシリーズの初代にして基礎を築いた大名作
2017年5月でシリーズ20周年を迎えるアトリエシリーズ。
少女の成長物語に加え錬金術という目新しい要素を組み合わせ、見事なゲームシステムを生み出しました。結果、いまだに人気シリーズとしてファンを獲得しています。
さてさて今回紹介するのは、アトリエシリーズ最初の作品となる『マリーのアトリエ』のサントラ、その名も…
『マリーのアトリエ』
まんまじゃん!
と思った人もいるでしょうが、このサントラ、正式名称が『マリーのアトリエ』だったりします。オリジナルサントラとか題名が付いていないのは珍しいですね。
古いサントラのため中古で手に入れたのですが、初回特典のピクチャーレーベル仕様だったのでちょっと嬉しい…!
収録曲はすべて生演奏!
本サントラはゲームと同じ年の1997年に発売。普通のオリジナルサントラと違い、すべて生演奏でのアレンジが施されています。オリジナルサントラが出る前に生演奏のサントラが出るのって、1997年当時はけっこう珍しかったんじゃないかなと。
そしてこの生演奏がいいんです。本当にすごくいい!
収録曲は13曲。ゲーム内の音楽の一部のみとなっています。でも満足度はMAX! それだけ生演奏の質感が良いんですよね。
その代表がオープニングゲーム内で一番耳にする曲『只今お仕事中!』。原曲は20年たった今でもしっかり耳に残っているぐらいの名曲だったのですが、本サントラの生演奏Verはその良さを保ちつつ生演奏のライブ感を際立たせたアレンジに。
また、ハーモニカの音が爽やかな『風と少年』、バイオリンの響きが艷やかな『好きだった絵本』など、いろいろな楽器の音色が楽しめるのも本サントラの大きな魅力!
ライナーノーツの最後を見ると…バイオリンにピアノ、ギター、パーカッション、オーボエ、サックス、バンジョー、ハーモニカなどなど、とても多くの楽器が使われていることがわかりますこれは生演奏のサントラとしてかなり多いです。
それだけに各曲がいろいろな顔を持っていて、聴き手を楽しませてくれるんですよね。
ライナーノーツの記載をみると、もともとアコースティック楽器のみしか使わん!というこだわりが作曲時にあったみたいで。生演奏がこれだけ映える理由がわかった気がします。
作曲者は山西利治さんと阿知波大輔さん。両者ともガストに所属していた方です(今はガストを退社)。山西さんはファルカタ(これも名曲多し)の曲を作曲した方。古くはサンダーフォースシリーズの曲も手がけています。そして阿知波さんはフリーとしてアトリエシリーズや他のガストタイトルにも曲を提供しているとのこと。
おしょ~がプレイしたのはマリー、エリー、リリーの3つ、ザールブルグシリーズのみ。最近のアトリエシリーズの曲はまったく聴いたことがないのですが本サントラを聴いてこりゃアトリエシリーズも集めなきゃ…と反省です。
数が少なくなってきているため、手に入れるなら早めに!
ゲーム音源を収録したオリジナルサントラは今でも新品が買えます。ただ本サントラは20年前に発売ということもあり、数がかなり少なくなっているようです。
個人的にこのサントラは将来プレミア付くんじゃないかな?と思うぐらいクオリティが高く、買ってよかった!と心底思える1枚です。
20年前のゲームのため、若い人からすると絵柄は古く感じるでしょう。しかし収録されている音楽はまったく色褪せることない良曲ばかり。ぜひぜひ手に入れて幸せな気分に浸ってもらえればと思います!
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