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ゲーム屋ネタ

ゲーム屋に来る80%の人は、買うものが決まっていない

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年に2回の棚卸し。その日の…

売上データを見ると明白!

 

おしょ~が勤めるゲーム屋さんのPAOでは、年に2回『棚卸し(たなおろし)』を行います。POSレジと実際の在庫が合ってるかどうかを確かめる作業です。

この時、お店は通常営業できません。なぜなら棚卸し当日はスタッフ全員でお店の中を行ったり来たりしたり、棚の在庫を1つ1つ数えたりして、店内がとにかくガチャガチャするからなんです。

ただ、PAOではお店の入り口は開けておいて「何か欲しいものとか探してるものがあったら、声をかけてくださいねー」という形を取っています。でも通常営業日のように、なんか面白いゲームないかなーって店内を探すことはできません。

 

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▲以前行った棚おろし当日、昭島店の画像。

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▲入り口にはこんな感じ。お客さんに対してのPOPを設置。声をかけやすくしています。

 

なので、棚卸しの日は買いたいものが決まっているお客さんの売り上げのみ立つことになります。

そして棚卸しの日の売り上げって通常日の20%前後になってるんですよ。つまりこれ、80%の売り上げを逃していると言い換えることができます。

 

棚卸しの日と通常日で決定的に違うのは『店内を見て回ることができない』こと。つまりいつもに比べ、棚卸しの日の足りない売り上げの80%は

『買うゲームが決まってないお客さんの売り上げ』

なんですね。

逆に言うと、買うゲームが決まってる人は20%しかいないってことになります。

 

店内でどれだけ提案できるか? それが売り上げのカギ

ネット通販で家にいながらにして商品が届く今の時代、リアル店舗に足を運んでくれる人は本当にありがたい存在です。足を向けて眠れません。

ただ、ネット通販よりリアル店舗が優れている点。それは『現実にお店がある』ことです。お客さんが店内を見て回れて、さらに実際に会話もできる。それはネット通販でできないことです(VRなどで疑似店舗を巡ることはできるようになるかもですが、それでも現実とは微妙に違うでしょう)

 

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▲PAOでは、棚でスタッフ手作りのPOPを設置しています。何か無いかな?という人に対し、こちらからアピールするわけですね。

 

ゲームの売り上げ自体は年々下がっていますし、複合商材を揃える方向にシフトしているのも確かです。ただ今は街のゲーム屋さんという存在が貴重になっているのも確かです。

メーカーがコンシューマーゲームでパッケージ販売を続けてくれる限り、PAOもゲーム販売を続けていきたいと思っています。

1日でも長く、お店に来てくれる人がワクワクしてくれることを目指して、何か無いかなーというお客さんにへお店として、『提案』はしっかり続けていきたいですね。

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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