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『ぼくたちのギャルゲークロニクル』【ゲーム関連本レビュー その26】

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2次元に夢中になった人々へ

今は美少女がゲームに出てくるのは当たり前。いわゆるギャルゲーと呼ばれるゲームも数多く発売しています。

ただ、その成り立ちや実際に時代を彩ってきたゲームたちを一冊の資料としてまとめた本は無かったような気がします。

 

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ぼくたちのギャルゲークロニクル

[監修 前田尋之 オークスムック]

 

帯に踊るキャッチコピーがいいですね(*´∀`)

実際にときめきメモリアルの洗礼を受けたおしょ~のような人間はもちろん、資料的な価値も高い1冊となっています。

 

掲載タイトルは驚きの230!

まずなんといっても載っているギャルゲーが多い!

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まだギャルゲーというジャンルが一般化していない時代に登場した『アテナ』『ワンダーモモ』などを始め、黎明期のタイトルから最近のタイトルまで230タイトルが掲載

 

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取り上げられたタイトルすべてに画面写真と解説が載っていて、その数もかなり多いです。時代時代での流行していた絵の変化も楽しむことができますね。ダブルキャスト(PS1)とか懐かしいなぁ…。

 

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当時、圧倒的な魅力を発揮した『センチメンタルグラフティ』。2ページしっかり載ってます。発売前に話題沸騰し、グッズ展開が圧倒的な規模で行われたゲームであり、ギャルゲーを語る上で外せない1本です。

 

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甲斐智久(水谷とおる)さんの絵が持っていた力はすごかったですね。この絵が当時の最先端、美少女の究極の形といっても過言じゃなかったです。リアルタイムでこのイラストを見たときの衝撃といったらもう…。ポスターが出るガチャガチャをやりまくった思い出が蘇ります(*´∀`)

 

コラムや巻末のカタログもしっかり

各ゲームの紹介にとどまらず、ギャルゲーの流れについて語ったコラムはもちろん、巻末にあるギャルゲー完全カタログが素晴らしい!

 

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この表に載っているタイトルはなんと852タイトル! 発売日や価格、機種、メーカーが網羅されています。1987~2015年までのギャルゲーが載っているので資料価値はとても高いです。

 

欲を言えば各タイトルの解説がもうちょっと長かったらいいかな? ただ客観的な目線で書くことでカタログ的なバランスが成り立っているのでこのままでもOKでしょう。個人的に著者の方々が過ごしてきたギャルゲーライフについての記事とかは見てみたいですね。

 

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おしょ~のように、学生時代にときメモの洗礼を受けた人はもちろん、ギャルゲーの成り立ちから現在までを実際のゲーム画面を見ながら楽しめることもあり、読み物としても大変楽しめました。

今アイドルマスターなどをスマホで遊んでいる人も、読むとギャルゲーの歴史が感じられるのでオススメです(*´∀`)

 

第二弾が出るとしたら、逆にマイナーなギャルゲーとかを扱って欲しいですね。おしょ~がジャケで買って大失敗した『はるかぜ戦隊Vフォース』(参考記事)とか…。

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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