2015年5月期決算が発表
弾幕シューティングで知られる開発会社、ケイブ。
そのケイブの株価がすごいことになってます。
朝から寄らずのストップ安…!
決算を見ると、売上高が2ケタ%減少、赤字額も前年の同時期よりもさらに広がっています(赤字は4期連続)
・ケイブ、15年5月期は2ケタ減収、最終損益7.28億円の赤字に…第4四半期にゲームに関する減損処理1.93億円を新たに実施 QonQで売上高は伸びる(Social Game Info)
ケイブは今年4月、スマホSTG『ゴシックは魔法乙女』をリリース。売り上げに貢献はしているようですが、決算短信では以下のように書いてあり、それ1本で収益がガラリと改善するレベルではないようです。
平成28年5月期の業績予想といたしましては、平成27年4月にリリースした『ゴシックは魔法乙女』が好調に推移していることから、当該ゲームのプロモーションを強化し、業績の回復を図ってまいりますが、スマートフォンネイティブゲームについては個別タイトルの収益貢献規模によって、全社業績が大きく左右されることから、現時点においては、信頼性の高い通期及び半期の業績予想数値を算出することが困難であります。
『ゴシックは魔法乙女』はSTGが苦手だった自分が、STGにハマるきっかけとなったゲームです(参考記事その1、その2)。
ただ記事内でも書いてあるように、根本のSTG部分が面白いため、課金する必要性をそれほど感じないんですよね。また、ステージなどゲーム部分の変化も今のところ乏しいため、アクティブユーザーも減少傾向にあるようです。
そんな状況であり、ケイブは想像以上に苦境に立たされています。
2013年にアーケード、コンシューマゲーム事業から撤退したものの…
ケイブは早期からソーシャルゲームに参入。2010年に『しろつく』をリリースし、300万人を超えるユーザーを獲得しました。
その後、2013年にアーケードやコンシューマゲーム事業から撤退。まだ3年前だとソーシャルゲームがイケイケであり、夢のあった時代だったでしょう。
ただ、ケイブはその後ソーシャル系でのヒットは飛ばせず、今まで来てしまいました。
『ドンパッチン』『ジャグモン』は2つともサービス終了…。
今年の3月に出した『サイコパス』の公式アプリは苦戦。特別損失として計上されており、損失拡大の要因になっています。
『ゴシックと魔法乙女』の出来はけっこう良く、ある程度長いタイトルになりそうです。ただ、アクティブユーザーが減少していることもあり、新規層の拡大などに使う費用を考えると、現在の赤字の解消にはならないでしょう。
個人的には継続して欲しい会社
最近は遅ればせながらシューティングの面白さに目覚め、ケイブ製のゲームソフトやサントラを購入しています。
ケイブの弾幕シューティングへのこだわりは業界一ですし、今後家庭用に戻り新作が出る可能性も、0ではありません。
ちょっと今回の決算を見て、多少ですが『ゴシックは魔法乙女』に課金しました。個人的に応援したい会社ですし、今後なんとか巻き返してくれることを願います!
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