蒼き雷霆ガンヴォルトサウンドトラック「良曲多く、お買い得な１枚」【ゲームサントラ千夜一夜 -第113夜-】

インティ・クリエイツ制作のガンヴォルト

インティ・クリエイツは元カプコンスタッフがメインとなって設立した会社。『ロックマンゼロ』シリーズを初め『Mighty No.9』『ぎゃる☆がん』などのゲームを制作しています。

今回紹介するのは、インティ・クリエイツがゲーム制作＆音楽も手掛けたゲーム『蒼き雷霆（アームドブルー）ガンヴォルト』（※雷霆＝らいてい。激しい雷を意味）のサントラ、

です。

3DS専用ダウンロードソフトとして発売されたガンヴォルトは先日、新作と２作品収録された3DSパッケージソフトが発売しました。おしょ～も購入して楽しんでいるのですが、このサントラはそれより先に購入していました。

作曲はインティ・クリエイツのサウンドユニット『III(トリプルアイ)』が担当。所属する山田一法さん、川上領さん、畑添美菜さん、吉野克則さんの４人がそれぞれ楽曲を手がけています。

20160921-ARMED BLUE GUNVOLT SoundTrack004

ライナーノーツにはしっかり曲解説も掲載してるのは評価ポイント。毎回サントラレビューで書いているような気がしますが、個人的にこれがあると無いとではサントラ全体の購入満足度がかなり違いますね。

本サントラの特徴として自分が感じたのは

『軽快』かつ『重み』のある曲が多い！

2Dアクションということで疾走感のある軽快さを軸にしつつ、ベースラインがいい感じの重厚感を生み出してます。

２曲目の『解き放たれし雷霆』、３曲目の『蒼翼は夜に舞う』の２曲は特にいいですね！メインの音色は電子的な高い音なんですが、存在感にあるベースの音色により全体的に重厚さを感じる仕上がりに。おしょ～的にはかなり好みです。

そして一番気に入ったのは23曲目の『駆け抜ける電光』。

古き良きゲームミュージックの良さが感じられるメロディは近未来的な音色が乗ることで近未来SF感のあるパーフェクトな仕上がりに。特に古くからゲーム音楽に親しんできたFM音源世代にはぶっ刺さるメロディラインになってます。

34曲目～42曲目はボーカル曲が収録。ゲーム中では特殊な状態で聴ける曲ですがじっくり効いているヒマがないのですが本サントラならじっくり堪能できますね。

ゲームサントラってだいたい3000円前後のことが多い中、本サントラは43曲入りで税抜2000円。めっちゃお買い得です。

社内のサウンドチームで作曲してたり、自社サイトでも販売してたりするので安くできるんでしょうかねこれ。

このブログ、しかもゲームサントラのレビューを見ている時点でかなりコアなゲーム音楽好きな人だと思います。なので価格はあまり気にならないかもですが、でもお買い得だとより購入しやすいですよね(*´∀｀)

ライナーノーツにはキャラクターイラストも掲載されており、これ2000円でいいの？という感じ。ゲームも2Dアクションとして完成度が高いので、サントラを買って気に入ったらゲーム購入もオススメです。

インティ・クリエイツのサントラ購入は『Mighty No.9』に続き２枚目。『ぎゃる☆がん』のBGMも良い評判を聴くので、そのうち買っちゃいそう。『III』はとても良いサウンドを作り出すチームであることを本サントラで強く感じました。

1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。