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雑記

【スクエニ】DIVE IN始動。プレイして感じた良いところ、悪いところ

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クラウドを用いたゲームストリーミングサービス

スマホやタブレット向けの施策に積極的に投資を続けるスクエニ。

DIVE IN

その象徴ともいえるゲームストリーミングサービスが本日開始されました。名前は『DIVE IN』。

専用のアプリをダウンロードし、Wifi接続でスクエニのゲームが遊べるというもの。遊べるのは以下の3タイトルです(2014/12/3現在)

 

・ファイナルファンタジー13

・ファイナルファンタジー7インターナショナル

・シーズンオブミステリー

 

スクエニ肝いりのクラウドゲーミングサービスは実際どうなのか? プレイして感じたことを書いてみます。

(プレイ環境:iPhone5&Wifi利用)

 

◯良いところ:ゲームの開始がとても早い

最初に遊んだのはFF13。

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導入部分にはムービーが入るのですが、その待ち時間はほとんどありませんでした。インストールされているゲームと同じぐらいなのは純粋にスゴイと感じます。

 

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戦闘も、据え置きのFF13とまったく変わらないシステム。特にスマホ用にアレンジされているようなところは特に見つかりませんでした。さすがにシャギが目立ちますが、それは仕方のないところでしょう。

 

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イベントシーンも読み込みなどはなく、据え置きと同じ感じです。想像以上にクラウドゲームは据え置き機を遊ぶのと変わらないスピードで遊べることがわかります。

 

無料プレイは30分ということで、次はFF7を遊んでみました。

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懐かしいオープニング。もう17年前になるんですね。

 

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スマホの画面で蘇るエアリス。音楽もしっかりそのまま再現されています。

 

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使われているフォントは当時と違いました。ただ、違和感としてはそれぐらいで、グラフィックや戦闘などはプレステと変わらず。しっかり再現されていますね。

 

これを見ると、けっこー良さそうな印象を受けた人が多いんじゃないでしょうか。ただ、実際プレイしたことで大きな欠点もわかりました。

 

✕ここがダメ:操作性が非常に悪い

スマホやタブレット対応のため、コントローラはタッチパネルコントローラ。これ自体は仕方がないのですが、操作性はかなり悪いです。

特にアナログスティックの部分が最悪に近いレベル。これはゲーム専用機のコントローラとは雲泥の差です。最初はいきたい方向に行くのも最初は苦労するでしょう。

 

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▲FF7の操作画面。左下の四角い部分が左アナログスティックにあたります。ただ、これがまぁものすごく使いづらいです。

 

 

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そしてFF13になるとカメラ操作の右アナログスティックが加わります。こうなるともう壊滅的です(;´Д`)

行きたい方向へ行くのも難しいうえに、細かいカメラ操作をするのは至難の業。両方が組み合わさると、ただマップを歩くだけの作業に大きな苦痛を感じるように。

これはプレイ時間が長くなるRPGにおいて致命的な欠点と言えるでしょう。現状、スマホ用コントローラ無しでは長時間プレイは厳しいと言わざるを得ません。

 

ただ、ゲームを遊ぶためにスマホ用コントローラを用意する、というのもちょっと大変ですよね。それならゲーム機で遊んだほうが便利じゃん、って思う人もいるでしょうし。

操作性はタイトルの充実より早く改善すべき一番の課題ですね。

 

✕ここがダメ:スマホだと細かい文字を見るのが大変

FF7はまだ良かったのですが、FF13だと厳しいですね。スマホの画面サイズだと、文字を認識するのに目を凝らさないといけません。

 

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左下の文字、読めますか?

ただでさえ文字が小さい傾向にあるFF13。これがスマホ画面になると、長い文字や漢字を読むのはかなり大変です。

 

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元はHD画質に対応した据え置き機のゲーム。それがそのまま再現されているのは良いところである反面、文字の視認性はかなりマイナスに作用しています。タブレットでのプレイなら大丈夫でしょうが、スマホの画面サイズでは厳しいです。

 

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FF7はもともとの文字サイズが大きいので、視認に困ることはありませんでした。HD対応ゲームはタブレットで遊ぶのが無難かも。

 

 

クラウドゲーミングの試金石

12/11には『ラストレムナント』『ファイナルファンタジー8』『ファイナルファンタジー13-2』が配信。

ゲーム以外のサービスの拡充にも努めていく、ということでおそらく映像作品であるFF7アドベントチルドレンなども配信されてくはず。

 

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▲利用時間が少なくなってきたときに表示された画面。

 

大手であるスクエニがクラウドゲーミングサービスを開始したことで今後は新作の投入をはじめ他メーカーでも類似のサービス開始、このDIVE INでのタイトル配信が始まっていくでしょう。

料金形態はFF13の場合、3日間250円、10日間500円、30日間1250円、365日間1800円。これが高いと感じるか、安いと感じるかは人によって違うはず。個人的には好きなゲームは手元に置いておきたい人間なので、クラウドゲーミングはまだ利用する気はありません。

しかしセーブデータがオンライン上に保存されいろいろな端末で遊べたり、ゲーム機とソフトを持っていなくても遊べるというのは強みですね。

操作性の面ではゲーム機が優れていますが、それが解消された場合はクラウドゲームを選ぶ人が多くなってくるのかも?

 

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▲毎回ログインのためにID入力も地味に大変。これも一度入力したらあとはスマホに記憶する、とかできないのかな?

 

ソニーもクラウドゲーム配信サービス(PS Now)を発表し、現在はオープンベータテストが行われています。そのため、いずれ日本でもサービスが開始されるでしょう。

 

ゲームはゲーム機で遊ぶもの、という図式はもはや過去のものになりつつあります。10年後とかには「ゲーム機って実物見たこと無い」クラウドゲーマーが登場してくるんでしょうね。

ゲーム小売の終焉の足音にも感じられて、現在仕事をしている人間としては頭の痛いサービスですが、実際使ってみないことには感覚としてわかりませんからね。操作性が改善された、などの情報があればまた遊んでみて記事にしてみます。

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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