極上クオリティをすべてのユーザーに
先日、ファイナルファンタジー15の発売延期が発表されました。田端プロデューサーによる、発売延期のメッセージ動画が公開されています。
顔を直接出して、自分の口から、理由をしっかり説明しています。発売延期自体はネガティブなこのあたりはしっかりしています。
さて、極上クオリティを全てのユーザーに、という説明が動画内でありました。それは本当なのでしょうが、もう1つ、田畑ディレクターが語っていない理由があるのでは? と個人的には考えます。
その理由は…
市場にPS4本体が出回るのを待つ
です。
現在、夏商戦まっただ中ですがお店に新品PS4本体の在庫はほぼありません。数ヶ月前から出荷制限がかかっていて、潤沢に入荷することが不可能だからです。
これは準備されている上位版PS4『PS4 NEO』の生産が理由と考えられています。
(関連記事:新型PS4 NEO公開?ソニー、9月7日にプレイステーション発表イベントPlayStation Meeting開催。日本では8日朝4時から)
(関連記事2:ソニー、上位版PS4「Neo」を認める。現行プレイステーション4と併売するハイエンド版)
4K対応や高度なグラフィック性能の搭載など、主にPSVRと関連する本体とのこと。新型本体が出る前に旧型本体の出荷調整がかかるのは今までのゲーム機の歴史で繰り返されてきたことなのですが、このPS4NEOがいつ出るか?が問題となってきます。
FF15の旧発売日は9月29日でした。これだとPSVRより前に発売するため、おそらくPS4の新型は発売していないでしょう。
となると、PS4の品薄も改善されていません。
FF15はPS3では遊べないため、お客さん的に「ソフトは手に入るがPS4本体が手に入らない」という状態になってしまう可能性が高いです。
コアユーザーならすでに持っているでしょうが、それよりライトなユーザーは今まで買う理由がありませんでした。しかし今回のFF15の発売は、PS4本体を買うに値する十分な理由となります。
となると、FF15のソフトと同時にPS4本体を買おう、と考えるわけで…。先に本体だけ買うのもアリですが、現時点で新品在庫がないため、んじゃやっぱ本体と同時でいいや、となるわけです。
実際、お店のスタッフからも「FF15といっしょにPS4本体を買いたい」というお客さんがけっこういる話を聞きます。メーカー的にも本体が潤沢に市場にある状態でソフトを投入したい、と考えるのは自然な流れですよね。
本体が出回るのを待ちながら、クオリティアップもできる
実際に田畑Dが語った理由は本当でしょう。マスターアップもしていたと語っているので、そこから純粋にブラッシュアップをすれば気になる部分は解消できるでしょう。
そしてブラッシュアップと同時に、市場にPS4本体が出まわるのを待てる=結果としてソフトの売上増に繋がる、という図式ができます。開発期間も長いですし、その費用を回収しなければなりません。ゲームのクオリティを含め万全を期すのは当然といえます。
ソニー的にも、さらなるPS4本体の普及に繋がる起爆剤ですから延期してもらったほうがありがたいでしょう。
今回の延期の報を聞いたときはうわーと思いました。ただ正直、発表されてから10年以上過ぎているため、2ヶ月ならまぁ、という風に感じたのも事実です。新しい発売日の11月29日(火)まで、もうちょっとだけな待ちましょう!
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