ヴァルキュリアシリーズ最新作がPS4で発表
戦場のヴァルキュリア。
PS3の黎明期にセガが作り上げたオリジナルシミュレーションRPGです。Cellが採用され、ソフト開発が難しかったPS3は発売してなかなかゲームが揃いませんでした。
そんな中、わずか1年半でオリジナルタイトルを投入したことはかなり異例でした。完成度も高くギネスに載るなど世界で面白さが評価されています。
そして今回、ヴァルキュリアシリーズの完全新作『蒼き革命のヴァルキュリア』が発表されました(ファミ通.com)
機種は未発表です。しかしPS4で発売される『戦場のヴァルキュリア リマスター』に体験版がつくため、ほぼPS4なのは間違いないでしょう。
モバイルにシフトしたコナミ、家庭用ゲームに力を入れるセガ
PS4への新作投入度合いは各ゲームメーカーによって差があります。セガの代表である里見氏のインタビューを見ると、家庭用ゲーム機に対し海外販売を視野に入れつつの展開として追い風を感じているなど、傘下グループを含め積極的にタイトルを投入していく姿勢を明確にしています。
セガゲームス代表取締役 里見治紀氏インタビュー
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・セガゲームス始動! 代表取締役社長CEO・里見治紀氏に訊く、新会社設立の意図と将来像(ファミ通.com)
一方、コナミはモバイルにビジネスチャンスや時流を感じ、開発リソースをモバイルにシフトしていくことを同じく代表である早川氏が語っています。
コナミ代表取締役 早川英樹氏インタビュー
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・KONAMIの新しいリーダーが目指すもの――「創る力」「磨く力」「届ける力」で進化し続ける組織へ(日経トレンディネット)
同じゲームメーカーとして年月を歩んできた両社ですが、そのトップが抱く家庭用ゲーム機に対する考え方はまったく違うものとなっているのは興味深いです。早川氏がインタビュー冒頭で課金について語っているあたり、ドラコレでの成功がかなり印象的だったのかなと感じます。
トップの舵取りが正しいかどうか、今後の施策と数年後の結果に注目
今回のヴァルキュリア新作の投入は、セガの家庭用への意欲が高まっていることの現れです。2と3がPSPでの発売だったことを考えるとなおさらです。
PS4が世界的に売れており、今世代の勝者ハードとなりつつあります(NXが来年あるので、逆転もあるかもですが)。世界で売れていることにどれだけ可能性を感じているかで各メーカーの新作投入度合いが決まってくるでしょう。
個人的には家庭用ゲーム機が大好きなので、今回のように各社が新作をガンガン出していくような時代が到来してくれれば嬉しいですね。
PS3時代よりPS4のほうがソフトの充実スピードは1年以上早く、海外メーカーがいち早くフラッグシップタイトルの投入を決めて出したりとフットワークが軽かった中、日本のゲームメーカーもその足の軽さに追随していくような時代がくるとゲーマー的によい時代になります。
セガとコナミの代表が舵取りが正しかったかどうかは数年後に結果として出てくるはずなので、この両社の施策には今後注目していきたいですね。
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