『√LETTER ルートレター』は島根県が協力
先日発表された新作アドベンチャーゲーム『√LETTER ルートレター』。角川ゲームスミステリーの第一弾です。
キャラデザはラブプラスの箕星太朗さん。フリー第一弾のしごとはイグジストアーカイヴでしたが、今回の発表からするに精力的に仕事をこなしているようです。
さて本作には面白い部分が1つあります。
制作協力:島根県
なんですね。
角川ゲームス社長の安田善巳さんの友人が島根県庁の職員であり、「ゲームで島根の魅力を世界に発信できないか?」と相談されたのが島根を舞台にした理由とのこと。半年間にわたって島根県を取材し現地のスポットや暮らしぶり、価値観などをストーリーに盛り込んだりしているそうです。
実際に存在する場所を廻るゲームはかなり少ない
ゲームで現実に存在する場所が出てくるのはあまり見かけません。特にゲーム全編にわたるとなると、その数は数えるほどになります。
・『北へ。』シリーズ
これらのシリーズは北海道を舞台にし、実際の観光地やお店などが実名で登場します。ゲーム性は薄いものの、実際の土地と密接に絡んだゲームとしては元祖的存在です。
・風雨来記シリーズ
実在の土地を旅することに特化したゲームが風雨来記シリーズ。1と3は北海道、2は沖縄を舞台に有名な観光スポットから知る人ぞ知る場所までを網羅しています。
恋愛アドベンチャーの要素もありますが、一人旅エンディングなども存在。必ずしもヒロインと出会わなくていいなど、各地を回っていくだけで楽しさが味わえるのが素晴らしいゲームです。
その土地に行きたくなるか、鍵は2つ
おしょ~は風雨来記を遊んだことがきっかけで、沖縄へ一人旅を複数回しました。それまでは旅なんてしたことがなかったため、自分でも驚きました。
それはまず、ゲーム自体が面白かったからなんですよね。風雨来記の場合、旅とゲームの面白さが密接にリンクしていたからこそより行きたい!って強く思えました。
また、それぞれの土地において、知らなかった逸話や事柄をゲーム内で魅力的に描いてくれたのも大きかったです。それを知ることでよりその場所が素晴らしく感じられますからね。楽しめる旅ゲーということもあり、それらを説明する流れも自然だったのも良かったです。
個人的に、その土地へ行きたい!とプレイヤーに思わせる鍵は2つあると考えます。
①そもそもゲームとして面白い
②その土地をリアルに、かつ知られてない事柄を魅力的に描く
この2つがあることで、プレイヤーは実際にそこへ行きたくなるはずです。②に関しては実写画像でもリアルなグラフィック、どちらでもOKでしょう。事柄に関しても、一般的に知られているものは当たり前として、それ以外の逸話や話を伝えてもらえるとかなりポイント高いです。
今回、『√LETTER ルートレター』では島根県自体の協力をもらっている分、ゲーム内で精力的に島根各地のスポットが描かれるでしょう。価値観などもストーリーに盛り込まれているとのことなので、うまくいけば島根自体の魅力に気づき、島根に行きたい!と思う人が増えるかもしれません。
この2つの鍵が『√LETTER ルートレター』に盛り込まれており、島根に行きたくなるようなゲームであれば嬉しいですね(*´∀`)
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